※ 注意!
【この日誌にはVer.6.1までのストーリー、クエスト、コンテンツに関するネタバレが若干含まれています】
【この日誌にはメタフィクション的な視点が含まれております】
【この日誌は妄想二次創作日誌です。広い心でお読み下さい】
※ 特に要注意!!
【この日誌にはVer.5クリアまでのストーリーに関する『 重大なネタバレ 』が含まれています】
よろしいですか?
盟友エックスが天星郷フォーリオンへと旅立ったあと、勇者姫アンルシアはアストルティアの平和を護るためあらたな戦いへとその身を投じていた…
アンルシア
「きゃあああああっ!」
シンイ
「アンルシア姫っ!?」
アンルシア
「大丈夫、ちょっと攻撃がかすっただけよ」
ルシェンダ
「これが邪蒼鎧デルメゼ… なんという強さだ…!」
エステラ
「行動間隔が速すぎて、つけいる隙がまったくありません」
アンルシア
「でも、負けるわけにはいかないわ。 くっ! エックスさんの代わりに私たちがアイツを倒さないと」
シンイ
「彼ら魔祖の血族が完全に復活したら、 おっと! アストルティアにとってジャゴヌバに匹敵する脅威となるのは間違いありませんからね」
ルシェンダ
「定期的に力を削いで封印を施し直さねばならないとは、 ちぃっ! なんとも厄介な連中だな。だが、グロスナー王たっての頼みとあっては断るわけにもいかん」
エステラ
「ですが、 はぁっ! このままではこちらが疲弊するだけです。なんとか打開策を考えなければ」
シンイ
「せめて体勢を立て直して、 うわっ! 起死回生の機会を得られれば良いのですが」
ルシェンダ
「起死回生の策か… ふんっ! ないこともない」
アンルシア
「本当ですかっ!? ルシェンダ様! せいっ!」
ルシェンダ
「ああ、古き友より授かった宝石魔術を使えばわずかだがヤツの動きをとめられるだろう。
イオマータ! だがこの術は準備に少し時間がかかる。 三分でいい。そなたたち三人でヤツの相手をして時間を稼いでくれ!」
シンイ
「え、無理です」
ルシェンダ
「 …は?」
シンイ
「いやいやいや、デルメゼ相手に三分時間を稼ぐとか無理ですよ。三分どころか十秒だって稼げるかどうか」
ルシェンダ
「こういう時は 『 おまかせ下さい! 』 というのがお約束だろうが! ベホイムッ!」
シンイ
「お約束かどうかわかりませんけど現実的に考えて無理ですって。今だって、 あ痛っ! …デルメゼの攻撃をしのぎながらやっと会話しているのに」
ルシェンダ
「泣き言を言うな! そこをなんとかするのが勇者の仲間というものだ! それにこのパーティは全員回復・蘇生持ちなんだからなんとかなる!」
シンイ
「ルシェンダ様、ひょっとしてまた昔の英雄物語に感化されたんじゃないんですか? すぐ影響を受けるんですから…」
ルシェンダ
「うぐっ… まったく口が達者なのはホーローにそっくりだな」
シンイ
「おじいさまは関係ないでしょう。 ルシェンダ様こそ少しはお歳を考えたほうが良いのではありませんか」
ルシェンダ
「なん… だと…?」
シンイ
「なんですか?」
アンルシア
「ふ、ふたりとも、今はケンカしている場合じゃ…」
二人
「デコッパチはひっこんでてくださいっ!」
「ペッタンコはひっこんでなさいっ!」
アンルシア
「デコ…!? ペッタン…!?」
ルシェンダ
「前々から思っていたのだがおまえは歳のワリにジジくさいのだ! この若年寄がっ!」
シンイ
「自分で美容室のグループを経営してまで見た目の若さにこだわる方がどうかと思いますよ!」
アンルシア
「わたしは… わたしは……! ペッタンコじゃなーーーーーいっ!!」
エステラ
「…あの~ みなさん?」
三人
「なにっ!?」
「なんだっ!?」
「なんですっ!?」
エステラ
「なんか、話に夢中になってる間に周囲を青い球体に囲まれてしまったんですが、これってまずいのでは…」
三人
「 え 」
デルメゼ
「………ジャッジメントブルー」
グロスナー王
「 おお ゆうしゃよ しんでしまうとは なにごとだ! 」
アンルシア
「…はい」
ルシェンダ
「…まったく」
シンイ
「…返すことばも」
エステラ
「…ありません」
デルメゼの前にあえなく床ペロしてしまった勇者一行。だが、戦いはまだ始まったばかりだ。がんばれ、アンルシア! まけるな、アンルシア!
【 三分のことわり 完 】