※ 注意!
【この日誌にはVer.6.2メインストーリークリアまでの『重大なネタバレ』が含まれています】
・Ver.6.2メインストーリーをクリアしていない方
・ネタバレを気にする方
上記二点の両方もしくはどちらかに該当する方は、閲覧しないことをオススメします。
※ 特に要注意!!
【この日誌は私が6.2のストーリーを遊んだ上で抱いた 『 妄想考察日誌 』 です。実際のゲーム内のストーリーや設定とは様々な矛盾が存在しますのでご了承ください】
よろしいですか?
本当によろしいですか?
本当に本当によろしいですか?
それではお話いたしましょう。
【 いにしえの大崩壊 と 異界滅神ジャゴヌバの誕生 】
空には浮遊大陸が浮かび、大海には七つの大陸があり、七つの種族は数千年の間争うことなく平和に過ごしていました。
神々はいまだ健在で、人々は女神ルティアナと己の種族神を崇め信心深く暮らしていました。
地上にはモンスターの脅威があったものの、女神の威光によりその被害は微々たるものでした。
アストルティアの繁栄は永遠に続くと思われました。
しかし、悲劇は突然おとずれました。
ジア・クト念晶体。
その「ひとかけら」が源世庫パニガルムに潜んでいたのです。
ひとかけらはルティアナたちがとこしえの揺り籠を脱出する時にパニガルムに紛れ込みました。
しかし、いかに長命を誇る念晶体とはいえ数千年数万年をエネルギーの補給もなく生きることはできません。
そこで、潜入したひとかけらは自ら生命活動を極限まで低下させ冬眠することにしたのです。
気の遠くなる時を経て目覚めたひとかけら… のはずでした。
それはもはや、かつてのひとかけらではありませんでした。
源世庫に眠る不思議なチカラによって、まったく別の化け物になり果てていたのです。
あるいは、他者の力を奪うという念晶体の特性が働いたのかもしれません。
ともかく、目覚めた「それ」は明確な意志を持たずあらゆるものを蹂躙し呪炎をまき散らす災害そのものでした。
栄華を誇った神都フォーリオンは呪炎の余波である赤い霧に汚染され遺棄されることになりました。
また、多くの天使たちが命を落としました。
虹の念晶体はこの災害がジア・クト念晶体のひとかけらによるものであることを察知し、ルティアナや天使たち、七柱の神々と対策に乗り出しました。
いかにジア・クトが強いと言えどひとかけら一体だけなら今のルティアナたちの敵ではなかったでしょう。
しかし、ジア・クト由来の「災害」とあっては神々ですら一筋縄ではいきませんでした。
ましてや呪炎に汚染されると天使でさえもジア・クトの傀儡になってしまうのです。
すでに、呪炎に操られた天使たちの叛乱によってフォーリオンは混乱を極めていました。
対応が後手に回っている間に、更なる災厄がアストルティアを襲いました。
ジア・クトから世界を護る「アストルティアの楯」の結界にわずかなほころびが生じたのです。
結界のほころびはすぐに修復されましたが、その原因は分りませんでした。
しかも運悪く、そのほころびをついてジア・クトの別の「ひとかけら」がアストルティアに侵入したのでした。
ひとかけらが乗った船はアストルティアの北の大陸の中央部にある高い山に墜落し、地中深く沈みました。
その大陸には実験的に竜族を除く六種族のヒトが沢山住んでいました。
種族の垣根を越えた楽園を作るという理想のためです。
墜落した船に乗っていたジア・クト念晶体のひとかけら「ジア・ゴヌバ」はジア・クトの中でも異端児でした。
彼はジア・クトに対する帰属意識が薄く底知れぬ野心を秘めていました。そして、奪ったり支配することよりも「滅ぼすこと」に何より喜びを感じていたのです。
ジア・ゴヌバは念晶体の能力を用い周囲のあらゆる生命を鉱物に変えていきました。
水は砂に。草木は石に。果実は宝玉に。
この事態に対し虹の念晶体、ルティアナと七柱の神々、そして天使たちは下界にいるヒトに解決を委ねました。
彼らにとってフォーリオンの災厄の方が重大事だったからです。
それに、ジア・ゴヌバの能力はルティアナたちがよく知っているジア・クトのものでありヒトでも充分対処できると考えたのです。
ルティアナはヒトの中から特に優れた七人の賢者に光のチカラを貸し与えジア・ゴヌバ討伐を命じたのでした。
かくして、思惑通りジア・ゴヌバの能力は封じられ世界の鉱物化は食い止められました。
しかし、その直後にジア・ゴヌバは巨大な肉塊へと変貌し大量の魔瘴を吹き出し始めたのです。
「異界滅神ジャゴヌバ」 がここに誕生したのでした。
その7に続く