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忘却のおじいちゃん

テオフィロス

[テオフィロス]

キャラID
: RW642-070
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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写真コンテスト

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テオフィロスの冒険日誌

2022-07-28 12:10:06.0 2022-09-16 21:44:06.0テーマ:その他

【ネタバレ注意!】 Ver.6.2 ストーリーを遊んでみて思ったこと(妄想考察したこと)  その10

※ 注意!
【この日誌にはVer.6.2メインストーリークリアまでの『重大なネタバレ』が含まれています】

・ Ver.6.2メインストーリーをクリアしていない方
・ ネタバレを気にする方

上記二点の両方もしくはどちらかに該当する方は、閲覧しないことをオススメします。


※ 特に要注意!!
【この日誌は私が6.2のストーリーを遊んだ上で抱いた疑問を解消するための自己満足な 『 妄想考察日誌 』 です。実際のゲーム内のストーリーや設定とは様々な矛盾が存在しますのでご了承ください】





よろしいですか?





本当によろしいですか?





本当に、本当によろしいですか?










それではお話いたしましょう。





【 ナドラガ、堕天 】


“ 束の間の平和 ”

ルティアナなきあとのアストルティアは七柱の種族神たちにより平和に治められました。

七種族のヒトは荒れ果てた地上を復興し、種族神たちの助けもありジャゴヌバ戦役以前に優るとも劣らぬほどの文明を築き上げました。

風の神エルドナは自然とともに生きる叡智、そして他者を敬う大切さをエルフに教えました。

炎の神ガズバランは戦いの術と心得を、そして強い者が他者を守る大切さオーガに教えました。

土の神ワギは鍛冶や建築の技術と知識、そして他者と富を分かつ大切さをドワーフに教えました。

水の神マリーヌは歌や音楽など芸術全般、そして他者を愛する大切さをウェディに教えました。

花の神ピナヘトは食事や娯楽による心の豊かさ、そして他者を赦す大切さをプクリポに教えました。

勇の神グランゼニスはどんな苦境にあっても決して諦めない勇気、そして他者と協力する大切さを人間に教えました。


そして、空の神ナドラガは最も優れた種族しての誇りと、他の六種族を導く空の裁定者としての強さを竜族に教えました。


また、ナドラガを除く六神はそれぞれに眷属である 「神獣」を生み出しヒトを守護するように命じました。


七種族の「調和のチカラ」によって、ここにアストルティアは比類無き黄金時代を迎えたのです。




“ フォーリオンの迷走 ”

一方フォーリオンの天使たちは盟主であるルティアナを失い、自分たちの存在意義に疑問を抱いていました。

「自分たちは下界のために何もしなくて良いのか?」

「ルティアナ様はジア・クトに備えよと命ぜられた! 『アストルティアの楯』を護ることこそ天使の使命である!」

「アストルティアの民は天使の存在を信じていない。このままではルティアナ様への信仰もそのうち薄れてしまうのではないか?」

「フォーリオンのエネルギー源である創世のピラーは下界の民の感謝のエネルギーを供給することで稼働している。人々がルティアナ様を信じなくなったらフォーリオンを維持できず、『アストルティアの楯』を安置しているとこしえの神殿の結界も保てなくなるぞ!」

「だが、ルティアナ様は下界への干渉を禁じられた」

「それはジャゴヌバと戦っていた時の話だ! 今は状況が違う!」



天使たちをまとめる天使長や上位の天使たちもいたものの、議論は堂々巡りを繰り返すばかりでした。

この停滞はジア・クトに侵された傀儡の天使にとって都合が良いものでした。

ジア・クトの存在を知る者は今やフォーリオンの天使たちと七柱の種族神しかいません。
フォーリオンが下界と隔絶すればするほど、ジア・クトに関する情報は失われていきジア・クトへの警戒心を薄れさせるからです。

あとは七柱の種族神を排除できれば重畳きわまりない。



そんな時、ふと、まったく偶然に、ナドラガが弟妹たちに対する愚痴をこぼすのを傀儡の天使は耳にしました。

「弟と妹はヒトに甘い。ヒトはより優れたものが統治してこそ幸福なのだ。それがなぜわからぬ」


傀儡の天使は、ナドラガに進言しました。


「恐れ多くもルティアナ様はナドラガ様に強くあるべきと望んでおられました。強者が弱者を導くのが世の理。ルティアナ様なき今、ナドラガ様こそが全ての神々と種族を率いるべきでございましょう。それこそが何より、ルティアナ様の御心に叶うことかと存じます…」


もちろん、ナドラガはそんな戯れ言を一蹴しました。

ですがこの時、ナドラガの虚栄心に暗い炎が灯ったのは紛れもない事実だったのです。

やがてその炎は大乱の火種となってアストルティアを焼き尽くすことになるのでした…
 



その11 に続く
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