※ 注意!
【この日誌にはVer.6.2メインストーリークリアまでの『重大なネタバレ』が含まれています】
・ Ver.6.2メインストーリーをクリアしていない方
・ ネタバレを気にする方
上記二点の両方もしくはどちらかに該当する方は、閲覧しないことをオススメします。
※ 特に要注意!!
【この日誌は私が6.2のストーリーを遊んだ上で抱いた疑問を解消するための自己満足な 『 妄想考察日誌 』 です。実際のゲーム内のストーリーや設定とは様々な矛盾が存在しますのでご了承ください】
よろしいですか?
本当によろしいですか?
本当に、本当によろしいですか?
それではお話いたしましょう。
【 ゴダが大魔王となるまで 】
“ ゴダの出自 ”
ゴダの生い立ちは極めて特殊でした。
父は、かつてジア・ゴヌバを封じるために女神に遣わされた七賢者たちのリーダーであるメゼ。
母はその妻、シュナでした。
女神ルティアナによって魔界がアストルティアから切り離されたあと、七賢者は魔界に残りました。
ジア・ゴヌバを封じるという女神の使命を果たせなかった贖罪に、魔界に取り残された他の六種族たちと運命を共にしようと思ったからです。
そんな七賢者にジャゴヌバは取引を持ちかけました。
「我が眷属となるなら不滅の肉体を与えよう」
と。
最初は取引を一蹴した賢者たちでしたが、やがて心境に変化が起きました。
「このまま闇の中で息絶えるくらいならば不滅の肉体を利用し、魔族となった者たちの行く末を見届けよう」
こうして、七人の賢者は「魔祖」と呼ばれる存在になったのです。
そして、魔祖となったメゼとシュナの間にゴダが生まれたのでした。
ゴダは生まれながらの魔祖であり、高い知能と頑健な肉体、強大な魔力を有していました。
それと同時に、高潔な賢者の子としての勇気、博愛、人徳も備えていたのです。
ジャゴヌバがゴダの存在に気がついていたのかは分かりません。
あるいは気がついていたのかもしれませんが、「斬新な思想や能力に強い興味を惹かれる」というジア・クトの本能がゴダの存在を許容したのかもしれません。
七人の魔祖(賢者)たちの愛情と教えを受け、ゴダはすくすくと育ち立派な青年に成長しました。
しかし、「滅星の邪園」での悠久とも思える虜囚に等しき日々は魔祖たちの精神を蝕んでいきました。
彼らは女神への恨み言を吐きながら魔瘴を使った外法の研究に没頭し、やがて「魔祖の血族」と呼ばれる凶悪な魔物を生み出すことになるのです。
メゼとシュナは自分たちが正気を失う前に、ゴダに滅星の邪園を出て一人で生きていくように言いました。
そして、自分たちが叶えられなかった「魔族となった者たちの行く末を見届ける」という願いを託したのです。
“ ゴダ、魔王になる ”
一人で旅に出たゴダはすぐに野盗まがいの魔族たちに襲われましたが、あっという間に返り討ちにしました。
野盗たちは死を覚悟しましたが、ゴダは彼らの命を奪わずそれどころか 「オレと一緒に来い。仲間になれ」 と言ったのです。
そんなことが何度も続くうちにゴダの仲間はどんどんと増えていきました。
もちろん中にはゴダを気に食わず寝込みを襲う者もいたのですが、魔祖の血を引くゴダには傷一つつけることもできず、かえってゴダの絶対性を高めていったのです。
この当時、魔界にはようやく「国」と呼べる集団が形成され、その頭領は「魔王」を自称するようになっていました。
もっとも、国と言っても勝手に決めたナワバリを主張し、それを荒らすものは叩きつぶすというチンピラまがいのものでしたが。
そんな中、ゴダも自らの国を作ることにしました。
と言っても、名誉欲や自己顕示欲、支配欲にかられたからではありません。
目的は、「ジャゴヌバの肉体を外界の刺激から遠ざけるために、封印を強化する神殿を建立すること」だったのです。
表向きは自らの居城である「ゴダ神殿」をデモンマウンテンに建造すると触れ回りましたが、その裏で最も信頼できる部下たちと共に密かにジャゴヌバ神殿を地下に建立したのでした。
ジャゴヌバ神殿に通じる「封印の参道」はゴダ神殿の最奥にある「根源のほこら」に隠し、その上に「魔瘴の像」を置いて封印しました。(魔瘴の像の中にルティアナの魂の依り代であるイルーシャが封印されていることは、ゴダといえど知らないことでした)
こうして、ゴダ神殿を建立したゴダはゲルヘナ幻野一帯に君臨する魔王を名乗るようになったのです。
その17 に続く