※ 注意!
【この日誌にはVer.6.2メインストーリークリアまでの『重大なネタバレ』が含まれています】
・ Ver.6.2メインストーリーをクリアしていない方
・ ネタバレを気にする方
上記二点の両方もしくはどちらかに該当する方は、閲覧しないことをオススメします。
※ 特に要注意!!
【この日誌は私が6.2のストーリーを遊んだ上で抱いた疑問を解消するための自己満足な 『 妄想考察日誌 』 です。実際のゲーム内のストーリーや設定とは様々な矛盾が存在しますのでご了承ください】
よろしいですか?
本当によろしいですか?
それではお話いたしましょう。
【 大魔王ゴダ、アストルティア侵攻を決意する 】
“ ゴダの偉業 ”
魔王となったゴダの次の目的は「魔界の統一」でした。
この頃、魔界はアストルティアからの度重なる侵攻に悩まされていました。
魔族は個々の戦闘力は高いものの仲間意識が薄く、六聖陣や闘戦士たちの集団戦法に手も足も出ませんでした。
連戦連敗を続ける魔界の状況にゴダは強い危惧を抱きました。
魔族が負けることに対してではありません。
アストルティアからの侵攻で魔界側が敗れるたびに、魔族たちの恨み、哀しみ、怒りの念が蓄積し、それがジャゴヌバを刺激して魔瘴を活性化させるのを恐れたのです。
このままでは魔界は滅びる。
そう直感したゴダは滅びを回避するために「魔界統一」を目指したのです。
“ 大魔王ゴダ 誕生 ”
ゴダは魔界を統一するためには、権威、武力、理念、利益が必要だと考えました。
武力はゴダ魔王国一国の軍事力で充分でしょう。
理念と利益については実際に相手と話し合わなければなりません。
とはいえ、そもそも「交渉」などという概念がない魔界では相手に話し合いのテーブルについてもらうこと自体ハードルが高かったのです。
そこで、まずは「権威」を得るために異界滅神ジャゴヌバと契約し、「大魔王」という地位を認めてもらいました。
ジャゴヌバ公認の魔界の統一者、ということです。
ジャゴヌバにとっては
「ルティアナの生んだ種族同士が殺し合ってくれるなど笑いが止まらぬほど滑稽」
だったので、ゴダの口車に乗ることになったとしても反対はしませんでした。
ジャゴヌバの御旗のもと、ゴダは魔界統一に乗り出しました。
最初は武力で攻め、相手が敗北を悟ったところで交渉を持ちかけました。
「自分の目的は魔族同士が殺し合わない魔界を作ること」
という理念を語り、
「自分たちの傘下に入ればジャゴヌバの庇護を受けられる上に、アストルティアからの侵攻を撃退することもできる」
と相手の利益を説きました。
相手が
「お前(ゴダ)には何の得があるのか?」
と聞いて来たら
「いずれアストルティアに侵攻する時の手勢となって欲しい」
とゴダは返しました。
アストルティアへの鬱憤が溜まっていた各国の魔王や豪族たちはゴダの話に乗りました。
こうして、ゴダは史上初めて魔界を統一した大魔王となったのです。
“ 大魔王軍が六聖陣を初めて撃退する ”
魔界を統一したゴダの次の仕事は、アストルティアからの侵攻に対抗するべく各国の軍事力を組織化し、軍隊として有機的に動けるように整備することでした。
指揮命令系統を整え、補給などの兵站を確保し、戦略や戦術を用いて戦うことを各国の将軍に教授しました。
かくして、以前とは比べものにならないほど精強な軍隊に生まれ変わった魔界の軍勢は、意気揚々と乗り込んできた六聖陣たちを叩きのめし、初めて追い返すことに成功したのです。
勢いづいた魔界の軍勢はそのままアストルティアになだれ込むべきだと唱えましたが、ゴダは厳しく諫めました。
この時、魔界にはアストルティアに安全に渡る方法が確立されていなかったからです。
ゴダは、はやる軍幹部や魔王、諸部族の長たちを抑えつつ、まずは斥候を送りこみアストルティアの内情を探ってから攻め込むべきだと説得しました。
“ 息子ジャディンに後事を託す ”
ゴダにとってアストルティア侵攻は既定の事実でした。
そして、自分がその戦いの中で死ぬことも。
弱気になったわけではありません。
寿命が尽きようとしていたのです。
いかに魔祖の子として生まれたといえど、正気を保ったまま何万年も生き続けるのは無理だったのです。
自分の最期の務めは、魔界に渦巻く怨念を引き連れてアストルティアに攻め込み、果てることだと自覚していました。
ゴダは息子であるジャディンを初代魔仙卿に任命すると、ジャゴヌバの監視と次代以降の大魔王の選出を託しアストルティアに出兵していきました。
その18 に続く