テオフィロスの冒険日誌

※ 注意！
【この日誌にはＶｅｒ．６．２メインストーリークリアまでの『重大なネタバレ』が含まれています】

・ Ｖｅｒ．６．２メインストーリーをクリアしていない方
・ ネタバレを気にする方

上記二点の両方もしくはどちらかに該当する方は、閲覧しないことをオススメします。


※ 特に要注意！！
【この日誌は私が６．２のストーリーを遊んだ上で抱いた疑問を解消するための自己満足な 『 妄想考察日誌 』 です。実際のゲーム内のストーリーや設定とは様々な矛盾が存在しますのでご了承ください】





よろしいですか？





本当によろしいですか？





本当に、本当によろしいですか？










それではお話いたしましょう。





【　勇者誕生の神託　】



 “　六聖陣の敗北と動揺　”


魔界にて大魔王ゴダに完膚なきまでに叩きのめされた六聖陣と闘戦士たちはほうほうのていでアストルティアに逃げ帰りました。

これまで連戦連勝だった六聖陣たちにとって今回の初めての敗北は大きな挫折となりました。

闘戦士たちにも多数の犠牲者を出し、アストルティアには再び魔界に攻め込むような余力はなく戦力の立て直しを図る必要が出て来ました。

そんな時、魔界に残してきた斥候からとんでもない報告が入りました。


「大魔王が大軍勢を率いてアストルティアへの侵攻を計画している」

と。


六聖陣は慌てました。

大魔王が勝利の余勢をかってアストルティアに攻めてきたらどうするのか。

迎え撃とうにもアストルティアにはそんな戦力は残っていません。

困り果てていた六聖陣たち。

その時、グランゼニス神が神託を下します。


「大魔王がアストルティアに侵攻してくるのは今少し先のことである。

恐れることはない。

やがて人間の中から『勇者』が誕生し、大魔王を討伐するであろう。

六聖陣はいずれ来る『闇の根源』との決戦に備え、闘戦士たちを育て鍛えよ。

大魔王を倒すのは『勇者の使命』である」


それを聞いた六聖陣は安堵し、神託の通りに闘戦士の育成に専念しました。

結果的にこの神託によって六聖陣は大魔王討伐を勇者とその周囲の人々に全て任せてしまい、ゴダ討伐には参戦しなかったのです。





“　勇者誕生　”


同じ頃、巫女クラメもグランゼニス神から『勇者誕生』の神託を授かっていました。


「近い将来、大魔王が魔界よりアストルティアに攻めてくる。

だが、恐れることはない。

ゼドラ族の中から勇者が誕生し、大魔王を討伐するであろう」


これを聞いたゼドラ族は狂喜乱舞し、レビュール族は怒り心頭に発しました。

互いに険悪な仲であった両部族は、「勇者を戴いた方が相手より上位に立てる」と思ったのです。

この様子を見ていたクラメと巫女の一族は深く憂慮しました。

「グランゼニス神の御心は大魔王の討伐とレンダーシア大陸の安寧に他ならない。
争いの種は例え些細なことであっても後世に残してはいけない。
あらゆる禍根は断つべきだ」


やがて双子の勇者、アシュレイとレオーネが生まれると、巫女クラメは弟のレオーネをレビュール族に差し出すべきだと唱えました。

ゼドラ族は反発しましたが、
「両部族の融和のために必要なことだ。今は人間同士で争っている場合ではない。
これもグランゼニス神の神託である」
と説得されては従う以外になかったのです。

アシュレイとレオーネは剣聖ガーニハンの指導のもと立派な勇者に成長しました。


そしてついに、大魔王ゴダがアストルティアに侵攻してきたのです。


 





その１９　に続く