※ 注意!
【 この日誌はバージョン5(魔界)のメインストーリーにおけるネタバレを含んでいます 】
【 この日誌には妄想、憶測、推論が含まれております。 広い心でお読み下さい 】
よろしいですか?
9.【 終章:まとめ その1 】
〇 エルガドーラとは何者だったのか
僕はエルガドーラは 「 強い劣等感(コンプレックス)を抱いた臆病な女性 」 だと思いました。
無名貴族の生まれということで他の貴族から蔑まれて育ったことが彼女の人格形成に影響したと推測します。そして、彼女の両親も同じような劣等感を持っていたのではないかとも思います。彼女の両親は自分たちの劣等感を埋めるために、美貌と知性に恵まれたエルガドーラを溺愛し、対照的に醜く出来の悪いオジャロスを虐待することで鬱憤のはけ口にしていたのではないでしょうか。
〇 エルガドーラの為人(ひととなり)と身分制度へのこだわり
エルガドーラは自分が優位に立っている間は鷹揚に振る舞える人物に見えました。
その 「 優位性 」 こそが彼女にとっては絶対的な尺度であり、だからこそ彼女が寄って立つ 「 身分制度、貴族制度 」 を否定するわけにはいかなかったのです。もっと言えば身分格差はあって当り前の物であり疑念すら抱いたこともなかったと思います。それゆえにイーヴが 「 貴族制度廃止 」 を言い出した時から、夫が 「 得体の知れない怪物 」 に見えたのではないでしょうか。
9.【 終章:まとめ その2 】
〇 エルガドーラの目的の変遷
〇 エルガドーラの罪
に続きます。