※ 注意!
【 この日誌はバージョン5(魔界)のメインストーリーにおけるネタバレを含んでいます 】
【 この日誌には妄想、憶測、推論が含まれております。 広い心でお読み下さい 】
よろしいですか?
どうも、略してオジャフィロスですこんばんは。
【 まとめ 】
1、 幼少期 「 アイツ 」 に何度かひどい目にあわされていた。
2、 裁縫が趣味でよく人形を作っていた。
3、 顔も頭も良くない自分に家族はみんな失望して、優しくしてくれる人は誰もいなかった。
4、 幼い頃、姉のエルガドーラからブタを意味するベーチというアダ名で呼ばれていた。
5、 そのアダ名を受け入れる代わりに 「 ずっと僕のそばにいて。ひとりにしないで 」 と望んでいた。
6、 姉エルガドーラに虐められ、暗くジメジメした地下室に閉じ込められ 「 ひとりぼっち 」 にされた。
7、 自分の心を 「 暗くて冷たい地下室のよう 」 と思っていた。
8、 努力の末に魔法が使えるようになったが、父親も母親もそのことを認めてくれず愛してもくれなかった。
9、 幼い頃、姉を模した人形(ぬいぐるみ)を自分で作っていた。
10、 その人形をいつも抱いて、姉エルガドーラの後をついて回っていた。
11、 その大好きな人形を針で刺してやりたい、とずっと思っていた。
12、 自分をベーチと呼びコケにし続けた姉を憎んでいた。
13、 父も母も姉もみんな大嫌いだった。
14、 父も母も姉もみんな死んでしまえと思っていた。(殺したいとは思っていなかった)
15、 実際に、古ぼけた人形には針で刺したような穴が無数にあった。
16、 幼い頃だけではなく、今までずっとエルガドーラ人形に針を刺してきた。それもわざわざ王族御用達の最高級の針を使って。
以上のことを踏まえて本題に戻ります。
【 オジャロスは姉であるエルガドーラに対し、どのような感情を抱いていたのか? 】
ずばり、オジャロスは姉エルガドーラを 「 女性 」 として愛していたのか?
僕の結論は 「 イエス 」 です。
ただし、その愛は一般的な恋愛感情や肉欲というよりも独占欲や偏愛、妄執といったストーカーのそれと同じ類いのものだと思います。
そう思った理由は 【 まとめ 】 の 「 5、ずっと僕のそばにいて、ひとりにしないでと望んでいた 」 にあります。
オジャロスはエルガドーラに 「 ずっとそばにいて 」 欲しかったのでしょう。
そして 「 ひとりぼっち 」 になることを極端に恐れていたふしが見られます。
一方で 「 1、4、6 」 にあるようにエルガドーラからひどい虐めを受けています。
また 「 12、13、14 」 を見ると姉に対して激しい憎悪を抱いていることが分かります。
このことから 「 ずっと一緒にいて欲しいけど、姉に支配されるのは嫌だ。むしろ姉を支配してやりたい 」 と思っていたと推測します。
この、歪んだ支配欲と加虐性は
「 9、10、 エルガドーラを模した人形を自分で作り、いつも抱いていた 」
「 11、 その大好きな人形を針で刺してやりたいと思っていた 」
「 15、 実際に人形には針で刺したような穴が無数にあった 」
に現われています。
では、エルガドーラがイーヴと結婚するのをどう思っていたのでしょうか?
僕はオジャロスには三つの感情があったと思います。
1、イーヴに姉を奪われる( 独占される )という恐怖。
2、姉が自分の手の届かないところに行ってしまうという寂しさ。
3、姉が幸せになるという妬み。
結果として、オジャロスは姉が結婚すると同時に一緒にお城で暮らすことになり、2は杞憂に終わります。(エルガドーラの日記より)
そして、イーヴがアストルティアに逃亡したことで、1と3の懸念も無くなりました。
しかしイーヴが生きている以上、再び姉を奪われる可能性は否定できません。
だからこそ、イーヴがヴァラックを通じて送ってきたエルガドーラ宛ての手紙を全て途中で握りつぶし、二人が接触するのを阻止しようとしたのだと思います。(サブクエストより)
そして魔界大戦でエルガドーラが魔力を失い抜け殻同然になると、ついに悲願を成就するチャンスが巡ってきたのです。
「 エルガドーラの肉体を下等な魔物に再構成し、意思を支配し、水槽に入れて飾る 」
幼い頃から姉を模した人形を肌身離さず抱き続け、その人形を針で刺して嬲る…
今まで人形相手にしか出来なかったことを、現実の姉に実行できるようになったのです。
その5 ( 終章 ) に続く