※ 注!
【 この日誌には バージョン 6 .4 ( 副題 : 悠久のレクタリス ) のメインストーリーにおける 『 重大なネタバレ 』 が含まれております 】
【 この日誌は筆者の個人的な感想です。 必ずしも事実であるとは限らないのでその旨ご了承ください 】
よろしいですか?
バージョン6.4のアプデから2週間が経過しました。
6.4のメインストーリーにおいて、ドラクエ10における最大の謎に触れる描写があったので今回の日誌はそれについて僕が思っていることを書こうと思います。
ドラクエ10最大の謎とは?
それは
【 主人公とレクタリスが出会ったこと 】
です。
順を追って説明しましょう。
【 ユーライザはレクタリスの生まれ変わりである 】
6.4のストーリーで天使ユーライザは、神話時代を生きた天使レクタリスの生まれ変わりである可能性が示唆されました。
レクタリスは、主人公に向かって
「 君を守りたいよ。ユーライザみたいに…… 」
と自らの心情を吐露しています。
おそらく、ユーライザがことあるごとに
「 あなたのことは、私が守ります! 」
と言っているのは、前世のレクタリスの記憶が影響しているのでしょう。
そして、ユーライザは主人公が冥獣王ネルゲルと戦う時に
「 今こそ力を貸しましょう! 私の創り出した光輪を足場にして戦うのです! 」
と実際に手助けしています。
この行いは 「 地上の出来事に干渉してはいけない 」 という天使の禁忌を侵すことであり、結果ユーライザは 「 罪付き 」 の烙印を押されるはめになったのですから、主人公に対するユーライザの思い入れはこの時点ですでに尋常ではなかったことがわかります。
【 タマゴが先か、ニワトリが先か 】
しかし、だとすると大きな矛盾が生じます。
ユーライザが主人公を手助けしたのは、前世のレクタリスとしての記憶があったからこそです。
つまり、
「 主人公が神話時代に時渡りして、レクタリスと出会っている 」
という前提がなければ成立しないんですね。
もしも主人公が神話時代にレクタリスと出会っていなかったら、ネルゲル戦でユーライザが主人公を手助けすることはなかったでしょう。
その場合主人公はネルゲルに敗北し、その後の歴史は全て変わるはずです。
ネルゲルによって五大陸は闇に閉ざされ、勇者は覚醒せず、レンダーシアは大魔王に支配され、竜族も解放されず、エテーネ王国も救われず、挙げ句ジャゴヌバが復活してアストルティアは滅びるでしょう。
当然ユーライザが主人公と出会うこともなく、レクタリスも主人公とは会えず、もしかすると 「 アストルティアの楯 」 と 「 神剣レクタリス 」 も創られなかったかもしれません。
すなわち、主人公がレクタリスと出会うことは 【 既に定まった歴史 】 でなければならないのです。
この 「 タマゴが先か、ニワトリが先か 」 という矛盾は今までにも細かいものがいくつかありました。
しかし、今回のような 「 主人公がレクタリスと出会う 」 という事象は、ドラクエ10のストーリーや世界観を根幹から揺るがしかねない出来事だと僕は思います。
極論すれば、主人公がエテーネの村から旅立った瞬間、つまり僕たちがドラクエ10というゲームを始めた瞬間から、すでにレクタリスと出会うことは定まっていたわけです。
そうでなければ、ユーライザが主人公の行動をずっと見守り続けていたはずがありませんから。
実を言うと、この矛盾に関して僕はまだ結論を出せていません。
バージョン4でキュルルが言っていた
「 既に定まった歴史は変えられない 」
「 無理に変えようとしても歴史の修正力によってその影響が後世に及ぶことはほとんどない 」
という事実がある以上、どう考えてもこの矛盾を解消する方法が思いつかないのです。
ただ、唯一、無理矢理この矛盾を解消する方法があるとすれば、バージョン3でガズバラン神が言及していた 「 天の理 」 でしょう。
総主教オルストフに殺された主人公を、六柱の種族神が力を合わせることで 「 魂が滅びた死者は生き返らない 」 という 「 天の理 」 すらねじ曲げてしまいました。
もしかすると 「 既に定まった歴史は変えられない 」 という 「 天の理 」 をねじ曲げるほどの大きなチカラが働いて 「 主人公がレクタリスと出会う 」 という事象を実現せしめたのかもしれません。
以上で 【 ドラクエ10最大の謎 】 についての日誌を終わります。
読んで下さってありがとうございました。