※ 注!
【 この日誌には バージョン 2のメインストーリークリアまで ( 大魔王を倒すまで ) の 『 重大なネタバレ 』 が含まれております 】
【 この日誌は筆者の個人的な感想です。 事実とは限らないのでその旨ご了承ください 】
よろしいですか?
先日の日誌で、「 主人公がバージョン 1で死んでいたら勇者は覚醒しなかった 」 と書いたところ、フレンドのピータさんから 「 盟友が存在しなくても勇者は覚醒したのかもですね 」 というコメントを頂きました。
今回の日誌はそれについて僕の考えを書こうと思います。
【 初期村のイベントで主人公は勇者覚醒の光に救われる 】
オーガ、ウェディ、ドワーフ、エルフ、プクリポ。
どの種族で始めても、初期村のイベントで窮地に陥った主人公は勇者覚醒の光によって救われます。
勇者が覚醒しなかったら主人公はここで死んでいたと思います。
つまり、勇者の覚醒はこの時点で 「 既に定まったこと 」 なのです。
【 主人公がいなくてもアンルシアは勇者として覚醒できたか? 】
僕の考えは 「 可能性はゼロではないけど限りなく低い 」 です。
〇 理由その1 : 偽メルサンディ村で悪夢の右手に殺される
偽メルサンディ村でミシュアとして暮らしていた時に、アンルシアは悪夢の右手にさらわれてしまいました。この時は主人公とザンクローネの活躍で事なきを得ましたが、主人公がいなかったら殺されていたことでしょう。
〇 理由その2 : アンルシアとしての記憶を取り戻せない
アンルシアが勇者として覚醒するために主人公の存在が欠かせない大きな理由が、記憶を取り戻せなくなるからです。
兄トーマを殺された哀しみから、アンルシアは辛い記憶を自らの意思で封印していました。
その封印を解くためにクロウズが用いたのが 「 三匹の蝶を用いて他人の記憶の世界に入る術 」 です。
もしも主人公がいなかったら、まず三匹の蝶を集めることすら出来なかったでしょう。
そもそも、クロウズが三匹の蝶を主人公に集めるように頼んだのも、主人公が生き返しを受けたエテーネの民であるとクロウズ(シンイ)が見抜いたからだと思います。
また仮に三匹の蝶を集めたとしても、アンルシアが術を行うクロウズをほぼ初対面なのに信用したのは、メルサンディ村で自分を助けてくれた主人公の友人であることが大きく関係していると思います。
そして、そのような主人公だからアンルシアは自分の記憶に入ることを躊躇うことなく許したのではないでしょうか。
もちろん、主人公以外の誰かがアンルシアの勇者覚醒を促した可能性は否定できません。
しかし、
・ ミシュアを悪夢の右手から助ける。
・ 三匹の蝶を集める。
・ クロウズから信頼される。
・ アンルシアの記憶の世界に入る。
・ アンルシアの記憶の世界で絶望の巨像を倒す。
少なくともこれらのことをこなせなければ、アンルシアを勇者として覚醒させることはできないはずです。
主人公以外にも出来なくはないでしょうが、極めて困難なクエストだと思います。
【 勇者覚醒の光が過去の五大陸で見られた点について 】
なぜ勇者覚醒の光が過去の五大陸で見られたのか?
この時間のズレについては、魔幻宮殿にいる創世番号102が次のように語っています。
「 霧に包まれたレンダーシアの地では
アストルティアから 切り離された影響ゆえか
外の世界との 奇妙な時間的なズレが生まれた。 」
この時間のズレによって、本来未来で起こるはずの「勇者覚醒の光」が、なぜか時間を遡って五大陸を覆い窮地にあった主人公を救ったのです。
【 タマゴが先か、ニワトリが先か 】
さて、僕は最初に 「 勇者の覚醒はこの時点で 『 既に定まったこと 』 である 」 と書きました。
また、勇者の覚醒には主人公の活躍が必須である理由も解説しました。
であるならば、バージョン1で主人公が死んでいたら勇者は覚醒できないはずです。
そして勇者が覚醒しなければ初期村のイベントで主人公が救われないという矛盾が生じるのです。
勇者が覚醒したからこそ主人公は初期村で救われ、主人公が救われたからこそ勇者は覚醒できたのです。
これも、ドラクエ10が抱える矛盾(タイムパラドックス)のひとつですね。
【 結論 】
主人公がいなければアンルシアは勇者として覚醒出来なかった。
以上で 【 主人公がいなくてもアンルシアは勇者として覚醒できたか? 】 についての日誌を終わります。
読んで下さってありがとうございました。