※ 注!
【 この日誌には バージョン 4のメインストーリークリアまでの 『 重大なネタバレ 』 が含まれております 】
よろしいですか?
前回の日誌に引き続き今回もケイトさんから頂いた質問に答えて行きます。
今回答える質問は、
2 ) なぜエテーネの村はナルビアの町に存在を知られていなかったのか?
です。
【 なぜエテーネの村はナルビアの町に存在を知られていなかったのか? 】
僕は、その理由は次の3つだと思います。
1.エテーネ島はプレイヤーが思っているより広い
2.カメ様の結界により隠されていた
3.エテーネ村がある辺りは禁足地になっていた
順番に解説します。
【 1.エテーネ島はプレイヤーが思っているより広い 】
ドラクエ10はデフォルメ ( 簡略化、誇張 ) されたゲームの世界です。
精細な3Dグラフィックでリアルに描かれてはいますが、おそらくそれぞれのプレイヤーの頭の中では 「 自分なりのアストルティア 」 の姿があると思うのですね。
で、僕はエテーネ島はゲームの中で描かれているよりも、もっともっと広い島だと思うのです。
具体的には、沖縄本島くらいの大きさではないでしょうか。
広さの例を挙げますと、
淡路島 : 592 平方km
東京23区 : 627 平方km
沖縄本島 : 1,207 平方km
台湾 : 36,197 平方km
北海道 : 83,423 平方km
(Wikipediaより)
おそらく、大エテーネ島は、北海道くらい(約70倍)の広さで、レンダーシア大陸は内海を含めてオーストラリア大陸くらい(約750万平方km)の広さと考えると、僕らが知っているレンダーシア大陸の地図のバランスに近くなると思います。
ゲームの中ではナルビアの町とエテーネの村はかなり近くにあるように感じますが、実は距離にして数十kmは離れているとすれば、エテーネの村のことをナルビアの町の人々が知らなくても不思議ではないでしょう。
【 2.カメ様の結界により隠されていた 】
エテーネの村はカメ様が張った結界によってモンスターの襲撃から守られていました。
この結界には、エテーネの村人以外のヒトが村に入ってこられないようにする幻惑の効果もあったのではないかと思います。
【 3.エテーネの村がある辺りは禁足地になっていた 】
エテーネ島の中心には神話時代から存在する光の神殿があります。
ナルビアの町に隣接するサザミレ草原からは見ることが出来ませんが、言い伝えなどによってエテーネ村がある辺りはヒトが近寄ってはならない禁足地とされていたのではないでしょうか。
以上で 【 なぜエテーネの村はナルビアの町に存在を知られていなかったのか? 】 についての日誌を終わります。
…と、言いたいのですが
そう簡単な話では無いんですよね。これが(^_^;
と言うのも、問題はコレ。
サザミレ草原の南の果て、谷間の広場にあるほこらです。
かつて遊ぶことができた 「 オフライン版 ( 兄弟姉妹の話 ) 」 のナルビアの町の本棚には 『 アストルティアの歩き方 別冊特集号 』 という本があり、次のようなことが書いてありました。
レンダーシアの広い内海にある 小さな島。
そこは ほとんどが険しい岩山に囲まれており
長らく立ち入る者のない 無人島だった。
近年 移住が進み ナルビアという町ができたが
そんな島に 色とりどりの古いほこらが
いくつも建っているというのだから 興味深い。
当時 ほこらの謎を解き明かそうと 熱心な
研究が行われたが 結局は中の扉すら開けられず
今では存在すら忘れられた遺跡となっている。
だが 実際に ほこらを目にすれば 誰かが
強い意志を持って造ったことが わかるだろう。
遺跡の謎が 解明される日が 楽しみである。
この本の内容が事実なら、ナルビアの町の住人は自分たちが移住してくる前からエテーネ島には何者かが住んでいた。もしくはまだ住んでいると考えるのが自然です。
あるいは、この遺跡(ほこら)を見たからこそ島の南側を禁足地にしたという推測も成り立ちますが、いささか説得力に欠けると思います。
そして何より問題をややこしくしているのが、錬金術師バルザックの存在です。
バルザックに関しては、またあらためて考察日誌を書こうと思います。
読んで下さってありがとうございました。
次の日誌では 【 なぜ主人公は生き返しが出来たのか? 】 について解説しようと思います。