※ 注!
【 この日誌には バージョン 4のメインストーリークリアまでの 『 重大なネタバレ 』 が含まれております 】
【 この日誌は筆者の個人的な感想です。 必ずしも事実であるとは限らないのでその旨ご了承ください 】
よろしいですか?
前回の日誌に引き続き今回もケイトさんから頂いた質問に答えて行きます。
今回答えるのは最後の質問である、
3 ) なぜ主人公は生き返しが出来たのか?
です。
【 3 ) なぜ主人公は生き返しが出来たのか? 】
この質問には、3つの意図が含まれていると思います。
1.なぜ、主人公が生き返しの対象になったのか?
2.主人公は、どのようなチカラによって生き返しを受けることができたのか?
3.主人公が生き返しを受けた目的はなんなのか?
順番に解説します。
【 1.なぜ、主人公が生き返しの対象になったのか? 】
まず、主人公を生き返しの対象に選んだのはカメさまだと僕は思います。
冥王ネルゲルによってエテーネの村が滅ぼされた時、カメさまの体から5つの光球が飛び出し、その中のひとつが主人公の亡骸に入り込みました。
その後、主人公の魂は光の神殿にある神々の間に送られ、生き返し先の種族を選ぶことになるのですがそれについては後述します。
ともかく、カメさまが主人公を生き返しの対象に選んだのは確実だと思います。
そして、実は生き返しを受けたのは主人公を含め3人いるのです。
主人公、シンイ、そしてラジの3人です。
ラジは新・エテーネの村の入口にいる少年で、かつてはエテーネ村で暮らすイバンという名前の少年でした。
主人公とシンイはまだしも、なぜラジまで生き返しを受けられたのか?
おそらく、カメさまはネルゲルによって殺されたエテーネの村人を可能な限り生き返しによって救おうとしていたのだと思います。
しかし、適切な生き返し先の死者がいなかったり、死んだエテーネの村人の中には生き返しを望まなかった者たちもいて、結局3人だけが生き返しを受けたのでしょう。
【 2.主人公は、どのようなチカラによって生き返しを受けることができたのか? 】
シンイが竜族の体で、ラジが人間の体で生き返しを受けたことから、生き返しを受けるにはその生き返し先の体の種族神の加護が必ずしも必要であるとは限らないようです。
推測ですが、単に生き返しを受けさせるだけならカメさま、すなわち神獣であるペガサスのチカラでも可能だと思います。
では、なぜカメさまは主人公をわざわざ神々の間に導いて生き返し先の種族を選ばせたのか?
これも推測ですが、おそらく主人公の魂に 「 種族神の加護 」 を与えることが目的だったのだと思います。
【 3.主人公が生き返しを受けた目的はなんなのか? 】
カメさまが主人公を生き返しによって救った目的はなんなのか?
神々の間にて、カメさまと思われる声は次のように言っていました。
「 冥王のチカラにより あなたの命は尽きましたが その魂には
まだ 果たすべき 使命があるのです
(中略)
これより 5人の神々が
あなたに チカラを貸してくれます
さあ 神の像の前にゆき
どの姿に生まれ変わるか 決めるのです
(中略)
さあ お行きなさい
母なる大地 アストルティアへ
そして 探すのです
あなたの使命を
生まれ変わることの意味を…… 」
声は 「 果たすべき使命 」 があると言っています。
僕は、その使命とは
・ アンルシアを勇者として覚醒させること
・ カメさまにペガサスの姿を取りもどさせること
だと思います。
カメさまは魔元帥ゼルドラドに殺されそうになったアンルシアを救おうとしましたが、チカラが足りずに偽レンダーシアに逃がすのが精一杯でした。
そして、兄トーマを失ったショックで自ら心を閉ざしたアンルシアを勇者として覚醒させるためには、アンルシアの心の中に入り絶望を打ち払う必要がありました。
シンイを竜族のクロウズとして生き返しをさせたのは、竜族のみが知り得る他者の心に入りこむ 「 胡蝶の秘術 」 が必要だったからでしょう。
身も蓋もない言い方をすれば、カメさまは大魔王を倒すためにはアンルシアが勇者として覚醒し自分がペガサスの姿を取りもどす必要があると考え、主人公とシンイに生き返しを受けさせて利用したのです。
以上で 【 なぜ主人公は生き返しが出来たのか? 】 についての日誌を終わります。
読んで下さってありがとうございました。