※ 注!
【 この日誌には バージョン 4のメインストーリークリアまでの 『 重大なネタバレ 』 が含まれております 】
【 この日誌は筆者の個人的な感想です。 必ずしも事実であるとは限らないのでその旨ご了承ください 】
よろしいですか?
【 バルザックの目的 】
バルザックは錬金術の禁忌である 「 進化の秘法 」 を生み出しました。
しかし、それも完璧ではなかったのでしょう。
おそらくバルザックの目的は 「 完璧な進化の秘法 」 を完成させ、自らを完璧な存在として進化させることだったのではないかと思います。
その 「 完璧な進化の秘法 」 の完成に必要なものが、エテーネの村へと逃げた息子が持ち出した黄金の腕輪だったのです。
60年前に時渡りした兄弟姉妹によって倒されたバルザックですが、死してもなおバルザックゾンビとなって冥府から甦り 「 完璧な進化の秘法 」 に執着しました。
一方、アーヴとエムリヤは 「 進化の秘法 」 を葬り去るために旅をしていました。
二人は我が子が錬金術に目覚めたのを見て、 「 二人の子がやがて恐ろしいものになり果てる 」 というアバさまのお告げを思い出し、 「 錬金術に目覚めた我が子が、祖父バルザックの遺した進化の秘法を用いて怪物になるのではないか 」 と恐れたのでしょう。
旅の途中でとうとうバルザックゾンビに追いつかれたアーヴとエムリヤでしたが、主人公がバルザックゾンビを倒し、進化の秘法の材料となる 「 百個の乙女のたましい 」 と、進化の秘法のチカラを増幅させる魔具 「 黄金の腕輪 」 をカルサドラ火山の溶岩に投げ入れ、ついに進化の秘法を葬り去ったのです。
その後ふたりは、「 私たちにはまだやるべきことがある 」 と言って再び旅に出てしまいました。
【 完璧な進化の秘法とは何か? 】
僕は、 「 完璧な進化の秘法 」 とは 「 ヒトを限りなく神に近い存在へと進化させる秘術 」 だと思います。
不思議の魔塔の蔵書 『 究極の錬金術 』 には次のように書いてあります。
「 道を究めた錬金術師は その奥義によって
生命に きわめて近い存在……
疑似生命を創りだすことすら 可能とする。
さりとてそれも 自ら思考し 生み増える
まことの生命の奇跡には とうてい 及ばない。
究極の錬金術とは すなわち
生命を創りだす 神のみわざに 他ならないのだ。 」
この究極の錬金術とは、「 魔法生物 」 のことだと思います。
魔法生物は自ら思考します。
また、1300年前のオーグリード大陸で主人公の助けを得て人間の女性となった魔法生物の紅竜コドランは、人間の男性ハグニルと結婚しその子孫のオードランという女性が現代のアラハギーロ王国にいます。
〇 コドラン
〇 オードラン
『 究極の錬金術 』 に記されたまことの生命の奇跡そのものだといえるでしょう。
しかし、限りなく神に近い存在とは究極の錬金術を超え、錬金術によらずして意のままに生命を生み出すチカラをも持った存在だと思います。
それはまさに 「 創世のチカラ 」 の亜種、擬似神格化と言い換えても良いかもしれません。
錬金術師バルザックについて その3 【 バルザックが目指した限りなく神に近い存在とは何か? 】 に続きます。
※ 注意!
次の日誌の内容には、バージョン 6.4メインストーリー ( 副題 : 悠久のレクタリス )における 『 重大なネタバレ 』 が含まれます。ご了承ください。