※ 注!
【 この日誌には バージョン 6.4メインストーリー ( 副題 : 悠久のレクタリス )における 『 重大なネタバレ 』 が含まれております 】
【 この日誌は筆者の個人的な感想です。 必ずしも事実であるとは限らないのでその旨ご了承ください 】
よろしいですか?
【 バルザックが目指した限りなく神に近い存在とは何か? 】
ずばり、僕は 「 ジア・クト念晶体 」 だと思います。
その理由は、「 魂を生み出せる存在 」 である可能性があるからです。
順番に説明しましょう。
【 ジア・クトと魔法生物の共通点 】
とある方がお話感想広場で 「 ジア・クトの体に埋め込まれている赤い宝石って、魔法生物と同じですよね 」 と仰っていました。
ジア・ルミナの首元の赤い宝石
魔法生物 ( ジョニール ) の赤い宝石
僕はそれを読んでひとつの仮説に思い当たりました。
それが 「 魂の創造 」 です。
魔法生物は、錬金術によって生み出されます。
では、ジア・クト念晶体はどのように生み出されるのでしょうか?
【 ジア・クト念晶体誕生のメカニズム 】
ジア・クト念晶体には、先天的にジア・クトとして産まれたものと、後天的に鉱物化してジア・クトになったものと二種類存在します。
ジア・メーダ
( ジア・クトの放つ結晶化の光に適応したメーダ。後天的なジア・クト )
ジア・ルミナのまめちしきによると、生粋のジア・クトのことは 「 偉大なる原石 」 と称されるそうです。
そして、ジア・ルミナと同じ 「 偉大なる原石 」 であるジア・ルーベのまめちしきにはこう書いてあります。
「 ゲノスの念晶体を削りとって
サフィルと同時に創られた。
同じ原石であるルミナよりも
美しい欠片を素にしたという。 」
つまり 「 偉大なる原石 」 とはジア・レド・ゲノスの念晶体を削りとって創り出された存在だということです。
だとすると 「 偉大なる原石 」 の魂はどこから来たのでしょうか?
【 魔法生物とジア・クトの 魂の在処 】
時の牢獄に閉じ込められたパドレを救うために、バージョン6.4のストーリーで錬金術師リンカは時渡りのチカラを放出し続ける仕掛けとして魔法生物を応用することを考えました。
それについて、ゼフは次のように語っています。
「 時の宝珠を 組み込む装置として
魔法生物に目をつけたのは よい視点かと。
ただし……彼女が 錬成しようとしているのは
実際には 魔法生物では ありません。
通常の魔法生物は 赤い宝石を宿しており
そこに 自意識や個性といった
魂にも似たものが 宿るわけなのですが…… 」
このゼフの言葉が真実なら、魔法生物の魂の在処は赤い宝石にあるということです。
では、生粋のジア・クト念晶体の魂の在処はどこにあるのか?
バージョン6.4のストーリーでジア・サフィルを倒すと、サフィルの胸にはまっていた 「 サフィルの心核 」 という涙の形をした赤い宝石 ( だいじなもの ) を入手します。
僕は、この赤い宝石こそが生粋のジア・クト念晶体の魂の在処だと思います。
つまり、錬金術は魔法生物を生み出す際に赤い宝石に擬似的な魂を宿らせますが、ジア・クト念晶体は新たに 「 魂を生み出している 」 のではないでしょうか。
この 「 魂を生み出すチカラ 」 こそが神の御業に他ならないと思います
バルザックは魔法生物を生み出すという錬金術の秘奥 「 まことの生命の奇跡 」 に満足せず、さらに禁断の神の領域である 「 魂の創造 」 をも目論んだのではないかと僕は思います。
錬金術師バルザックについて その4 【 ジア・クトの言う進化 と 進化の秘法 】 に続きます。