※ 注意!
【 この日誌は筆者の妄想です。事実とは異なる点が多々あるのでご了承ください 】
よろしいですか?
皆様こんにちは。
アストルティア食糧農業機構 ( AFAO ) 調査員のテオフィロスです。
本日は、プクランド大陸の食糧事情について皆様にご報告いたします。
プクランド大陸は温暖な気候に恵まれ、特に農産物が豊富に採れることで有名です。
オルフェア地方西の南西には広大な農耕地が広がり、様々な作物が栽培されています。
また、その北側にある果樹園では色々な果物の木が立ち並んでいます。
この果樹園で採れた果物が、ケーキやお菓子の材料となっているのでしょう。
ところで、プクランド大陸といえばオルフェア名物アクロバットケーキなどの甘いお菓子がつとに有名ですが、なぜプクリポはそれほどまでに甘いものが好きなのでしょうか?
それは彼らの身体的特徴に理由があります。
プクリポはアストルティアの7種族の中で最も小柄な種族です。
しかし、その運動能力は極めて高く、特に運動量においては7種族で一番と言っても良いでしょう。
とはいえ、プクリポの小さな体であれだけ動き回ればカロリーが急激に消費されることは明らかです。
つまり、プクリポは常に糖分を補給することで激しい運動を可能にしているのです。
上の写真はメギストリス城下町の酒場のテーブルの写真ですが、酒場の料理であるにもかかわらずケーキなどの甘味が並んでいることから、プクリポにとっていかに糖分が重要かがお分かりいただけるでしょう。
そんな甘い物が大好きなプクリポは肥満にならないのか?
実はかつて、プクリポの健康を揺るがす一大事があったのです。
チョッピ荒野にあるアラモンド鉱山。
そこではその昔 「 アラモン糖 」 という鉱石を採掘していました。
この鉱石は精製すると極上の砂糖になるため、多くのプクリポがアラモン糖の虜になったのです。
ところが、あまりにアラモン糖の愛好者が増えたために肥満に悩む住民が続出。
事態を重くみたプーポッパン王は今後一切アラモン糖の採掘及び流通を禁止し、アラモンド鉱山は閉山の憂き目にあったのでした。
ウワサでは裏社会において今でもアラモン糖が出回っているそうですが、真偽のほどは定かではありません。
いずれにせよ、常に動き回るプクリポといえど糖分の摂りすぎには注意が必要ということですね。
さて、甘い物大好きなプクリポですが、もちろんお肉なども大好きです。
中でもメギストリス名物の 「 メギス鶏のからあげ 」 は冒険者の間でも人気の逸品です。
その他、チョッピ荒野の海岸ではスズキが釣れるなど海の幸にも事欠きません。
ただしチョッピ荒野近海はクラゲが多く、またミツクリザメやマンタなどの大型魚も棲息しているので素人が漁を行うのは避けた方が良いでしょう。
どうしても魚を捕りたい時は上質な釣り竿とルアーを用意したうえで、海岸での一本釣りに挑戦するのをオススメします。
また、大陸北部のポポリアきのこ山ではげんこつダケやうるわしキノコも豊富に採取でき、プクリポたちの食卓の一角を彩っています。
飲み物としてはプクレの茶葉を用いたプクレッドティーが好んで飲まれているようで、甘く芳醇な香りの紅茶は多種族にも愛飲者が多く、プクランド大陸の重要な輸出品目のひとつであるとか。
プクランド大陸は野菜をはじめ、果物にキノコ類、魚、さらにアラモン糖にプクレッドティーと実に多種多様な食糧・食品に恵まれたとても豊かな土地なのです。
オルフェアの街に料理ギルドがあるのも納得ですね。
以上で 【 六大陸の食糧事情 その1 プクランド編 】 の報告を終わります。
また別の大陸の食糧事情報告書でお会いしましょう。
※ 追記
エピステーサ丘陵のハニーレイクで採れるハチミツを忘れてた! 。゚(゚´Д`゚)゚。