※ 注意!
【 この日誌にはバージョン6.4メインストーリークリアまでのネタバレが含まれております 】
よろしいですか?
Ver.6.5前期のアプデから約1週間が経ちました。
皆さんはもうストーリーはクリアしましたか?
天星郷のお話もいよいよクライマックスですが、おはなし感想広場のコメントを読むとどうも評判が良くありません。
というか、Ver.6のストーリーは全体的に酷評されている印象があります。
なぜか?
その理由を僕なりに考えてみました。
【 理由その1 : メインキャラクターが多すぎる 】
Ver.6には多くのメインキャラクターが登場します。
9人の英雄たち。
・ アシュレイ
・ レオーネ
・ ラダ・ガート
・ ハクオウ
・ リナーシェ
・ フォステイル
・ カブ
・ ナンナ
・ ドルタム
そして天星郷の天使たち。
・ ユーライザ
・ 天使長ミトラー
・ ヘルヴェル
・ カンティス
・ フェディーラ
・ クリュトス
ざっと数えても15人のメインキャラクターが登場します。
では、Ver.5はどうだったのか?
Ver.5.0で登場したメインキャラクターは、
・ ユシュカ
・ ナジーン
・ アスバル
・ エルガドーラ
・ リンベリィ
・ ヴァレリア
・ ベルトロ
・ 魔仙卿
・ イルーシャ
の9人です。
さらにこの9人の中でもメインになるのはユシュカ、アスバル、ヴァレリア、イルーシャであり、Ver.5はこの4人を軸にして物語が進むと言っても良いでしょう。
メインになるキャラの人数が少ないからこそ、それぞれの物語を詳細に描きつつ、主人公と密接に絡ませることが出来たのだと思います。
ひるがえって、Ver.6を見てみましょう。
主人公を除く9人の英雄は基本的に同列です。
この9人にユーライザを加えた10人の物語を同時に、且つ均等に展開しつつ主人公と無理なく絡ませようとした結果、Ver.6のストーリーは全体的に散漫かつ浅薄な印象になってしまったのだと思います。
これだけの数のキャラクターをちゃんと描くためには、残念ながら現在のドラクエ10の運営・開発体制では予算もスタッフも時間も足りなかったのでしょう。
〇 ロードムービー的なVer.1~4、ひとつの地域が舞台のVer.5と6
キャラクターの多さが足かせになっている原因のひとつに、Ver.6の冒険の舞台が天星郷というひとつの地域だということがあると思います。
Ver.1~4までは、色々な場所を次々と旅していくというロードムービー的な物語が展開していきました。
この方式の良いところは、アプデ毎に出会いと別れが自然な形で描かれる点です。
Ver.3はナドラガンドの各領界を、Ver.4では様々な時代を巡ることで、新たなキャラとの出会いと別れが繰り広げられました。
これがVer.5では魔界というひとつの世界の中で物語が紡がれる形に変わります。
Ver.5でもアプデ毎に新しいキャラが登場しますが、物語の中心はあくまで、ユシュカ、アスバル、ヴァレリア、イルーシャであり、主人公と新キャラの出会いよりも、彼らとの関係性が深く描かれていました。
これにより、Ver.5は全編を通してストーリーにまとまりがある印象を受けるのだと思います。
ならば、Ver.6も同じなのか? というとそうではないのです。
これは僕の持論なのですが、「 登場人物のぶつかり合いによってドラマは生まれる 」 と思っています。
Ver.5では主人公とユシュカ、アスバル、ヴァレリア、イルーシャそれぞれの間にドラマがありつつ、ユシュカとアスバルなど主人公以外のキャラの間にもドラマがありました。それが物語に深みを与えていたように感じます。
ところがVer.6は 「 英雄同士の関係性が薄い 」 ため、メインストーリーにおいて彼ら同士の間にドラマが生まれないのです。
そのため主人公と各英雄の間にはドラマがあっても、英雄同士の間にドラマが無いため物語が薄っぺらく感じてしまうのではないでしょうか。
くわえてほとんどの英雄はVer.6.2 ~ 6.3では眠りについており出番がなく、このことが尚更作中における英雄たちの関係性を薄くしていると思います
天星郷という狭い地域に一緒にいながらVer.6.2 ~ 6.3では主人公とすら全く絡むことがない。出番があってもほんのわずかなので関係性を描くヒマもない。
キャラクターが多いからこそ、その側面が目立つように感じます。
その2 に続きます (多分)