※ 注意!
【 この日誌にはバージョン6.5前期メインストーリークリアまでの 『 重大なネタバレ 』 が含まれております 】
よろしいですか?
ども、テオフィロスですこんばんは。
先日の三連休はいろいろなプレイベが目白押しでしたが、皆さんは何かのイベントには参加しましたか?
僕は17日に開催された 『 DQ10ストーリー座談会 Ver6.5 前期編 』 というプレイベに参加したのですが、その参加者たちの中から 「 Ver.6の敵であるジア・クトに脅威を感じない 」 という感想があがったんですね。
たしかに、ジア・クトはVer.5までの黒幕である大いなる闇の根源の上位存在であるはずなのに、ストーリーを進めてもその恐ろしさがちっとも伝わってきません。
なぜか?
今回はその理由を僕なりに書いていこうと思います。
【 理由その1 : アストルティアにほとんど被害が出ていない 】
ジア・クトにいまいち脅威を感じない理由のひとつに、「 アストルティアにほとんど被害が出ていない 」 というのがあると思います。
ジア・クトの攻撃によって生じた被害と言えば、
・ ジア・ルミナの襲撃で損壊した 「 とこしえの神殿 楯の間 」
・ ジア・ルミナによって結晶化したオーグリード大陸の 「 死せる結晶の荒野 」
・ ジア・サフィル、ジア・ルーベによって結晶化した 「 天の聖壇 」
実際はこの3つくらいなんですよね。
この中でアストルティアの被害は 「 死せる結晶の荒野 」 だけです。
Ver.6.3のラストではジア・クトの大軍勢が次元の裂け目(?)らしき穴を通って攻め込んできましたが、神化した英雄たちによって全て撃退されました。
この時は美麗なムービーで描写されたため、プレイヤーである僕からすると傍観しているだけという感じを強く受けました。
Ver.6.4の冒頭ではジア・クトの雑兵たちがアストルティアを攻めるために散っていきましたが、主人公が神話時代を訪れている間に神化した英雄たちによって全て撃退されました。
こちらは
「 地上に向かおうとした ジア・クトの雑魚どもは アタシたちが 全部 退治しておいたよ! 」
というナンナの台詞で説明されるだけです。
つまり、どんな大軍勢が攻めてこようとも、主人公がその戦いに関わっているという実感が薄いため危機感を抱きづらいのです。
【 理由その2 : ジア・クトの陣容が薄い 】
今まで出て来たジア・クトの幹部と言えば、
・ ジア・ルミナ
・ ジア・サフィル
・ ジア・ルーベ
・ ジア・レド・ゲノス
そして6.5前期のラストに出て来た黒いジア・クトの5体だけです。
数が多ければ良いというものではありませんが、少なくとも彼らが大いなる闇の根源に匹敵する存在とはとても思えません。
正直なところ、彼らに比べたらVer.3.0に出て来たフードの男こと竜将アンテロの方がよっぽど恐ろしく不気味に感じたものです。
本当に彼らが数多の星々を滅ぼした恐るべき存在なのか?
なんというか、それほどの歴史を持っているようには見えないんですよ。
底が浅いというか。
特に、サフィルとルーベは不安定な情緒や未熟さから、つい最近創られたのではないかとすら思えてきます。
これが辺境に派遣された分隊のひとつならまだ納得できますが、とこしえの揺り籠を滅ぼしたジア・クトの本隊とは思えないのです。
【 理由その3 : 天使たちが弱すぎる 】
本来、ジア・クトからアストルティアを守る尖兵となるのは天使の役目のはずです。
ところが、その天使たちに強さや偉大さを感じないため、
「 実はジア・クトが強いんじゃなくて、天使が弱いだけなんじゃないの? 」
と思えてしまうんです。
Ver.5では、ユシュカ、アスバル、ヴァレリアという魔界を代表する3人の強者が存在し、その強さも作中で充分に描かれていました。
その3人ですら大いなる闇の根源には歯が立たないということが判明することで、闇の根源が如何に恐るべき存在かが際立っていたと思うのです。
それに比べてVer.6では、天星郷の最高戦力である天使長ミトラーでさえ、ジア・ルミナの攻撃でアッサリと吹き飛ばされる始末…
この演出の前に、天使長の強さをストーリー中で描写しておけば、
「 あの天使長が簡単にやられるなんて・・・? 」
とジア・クトの脅威を印象づけられたのではないでしょうか。
以上が、バージョン6の敵に脅威を感じない僕なりの3つの理由です。
読んでくださってありがとうございました。