※ 注意!
【 この日誌にはバージョン6.5前期までのメインストーリー、および、様々なサブクエストのネタバレが含まれております 】
よろしいですか?
ども、アストルティアミステリー調査班、略してAMR ( ASTOLTIA・MYSTERY・REPORTAGE ) 代表のテオフィロスですこんにちは。
前回の調査報告 「 霊 と 魂 」 について補足します。
早速、調査結果を見ていきましょう。
【 霊的エネルギーの消費と回復 】
前回の報告で 「 魂の状態はエネルギー消費が少なく、霊の状態はエネルギー消費が多い 」 と書きました。
便宜上このエネルギーを 「 霊的エネルギー 」 と呼称します。
霊的エネルギーは魂から霊に変化した時や、霊の状態でチカラを発揮した時などに大量に消費されますが、休息を取ることで生身の肉体と同じように回復することができます。
では、霊および魂は永遠に現世に存在し続けることができるのでしょうか?
【 魂の許容エネルギー最大値の減衰 】
現世に留まっている魂は、休息を取ることにより霊的エネルギーを回復することができるので、一度に大量のエネルギーを消費したり、何らかの外的要因によってエネルギーが消耗されないかぎり簡単には消滅しません。
しかし、魂は時間経過とともにその許容エネルギー最大値が減少し続けるのです。
例えるなら 「 最大HP減少の呪いを段階的に受け続ける 」 ようなものです。
死んで肉体から離れたばかりの魂の許容エネルギー最大値を仮に1000としましょう。
そして、魂から霊へと変化するのに消費するエネルギーを100とします。
つまり最初のうちは魂から霊へと変化するエネルギーの消費割合が全体の10%で済むわけです。
では、この最大値が百年後には900に減っているとしたら?
魂から霊へと変化するエネルギーの消費割合は約11%に増えます。
数百年後に最大値が500に減っていたら、魂から霊へと変化するエネルギーの消費割合は約20%にもなるのです。
最大値が100を切ると末期症状となり、霊への変化も出来なくなります。
やがて、悠久の歳月を経た魂は許容エネルギー最大値、言うなれば魂の最大HPがゼロになり、回復することさえできずに消滅してしまうと予測されます。
【 減衰した魂の許容エネルギー最大値は回復するのか? 】
結論から言うと、できます。
魂の許容エネルギー最大値が減衰すると、様々な影響が出て来ます。
その最たるものが 「 記憶の欠落 および 自我の喪失 」 です。
生前の記憶が失われると、自分が何者だったのかさえも分からなくなり、魂から霊に変化することが出来なくなります。
生前の自分の姿をイメージできないからです。
しかし、逆に言えば 「 生前の記憶を取りもどすことができれば、減衰した魂の許容エネルギー最大値を回復することができる 」 のです。
その好例が、王家の墓の心層の迷宮の魂たちです。
彼らは主人公と出会ったばかりの頃は、自分が何者かさえ分からない魂たちでした。
しかし、主人公の協力を得て生前の記憶を取りもどし、霊の姿を取ることが出来るまでに魂の許容エネルギー最大値を回復したのです。
【 肉体を持ちながら魂が消滅しそうになった希有な例 】
本来、肉体に宿る魂は時間経過によって消滅することはありません。
魂より先に肉体の方が滅びるからです。
しかし、肉体を持ちながら魂が消滅しそうになった希有な例が存在します。
天星郷の浄罪の泉の地下に封印されているテトラルです。
彼女は、神話時代よりもさらに昔、とこしえの揺り籠がジア・クトに侵略された時に魔眼の月の光を浴びて体の半分が結晶化しました。
現在のアストルティアにおいて、最も長く生き続けている存在です。
しかし、彼女はそもそも神でも天使でもない普通の人間です。
ジア・クトにより肉体が結晶になったとはいえその魂はただの人間のものであるため、あまりにも長い時間を過ごした彼女の魂は消滅の危機に瀕していました。
その彼女の魂の消滅を防ぎ救ったのが、今代の天使長であるミトラーなのです。
ミトラーはいかにしてテトラルの魂を救ったのか?
そして、天使とヒトの魂の関係はなんなのか?
この続きは、次回 「 天使とヒトの魂 」 にて報告しようと思います。
読んで下さってありがとうございました。