※ 注意!
【 この日誌はVer.7.0メインストーリークリアまでの 『 重大なネタバレ 』 を含んでおります 】
【 この日誌は、どうも冒険者からの評判が芳しくないように思えるルティアナ様を、僕の独断と偏見で擁護するものです 】
よろしいですか?
【 ルティアナ様の言葉遣いから感じる違和感 】
僕は以前から思っていました。
「 ルティアナ様の言葉遣いは 『 男性的 』 ではないか? 」
ルティアナ様は自分のことを 「 我(われ) 」 と呼びます。
しかし、女神であるならば 「 わたし 」 と呼んでも良さそうなものです。
実際、バージョン7.0で登場したルティアナ様の姉、女神ゼネシアの一人称は 「 わたくし 」 でした。
また、ゼネシア様がいわゆる 「 ですます調 」 で喋るのに対し、ルティアナ様は非常に重々しい、堅苦しい言葉遣いで話します。
「 アストルティアの子らよ 心配は無用
かくなりしは 必然の定め
我に まかせるがよい 」
という感じです。
これがゼネシア様なら
「 アストルティアの子どもたちよ 心配はいりません
こうなることは はじめから決まっていたのです
どうか わたくしに まかせてください 」
という風に言うと思うのです。
なぜ、ルティアナ様は 『 男性的 』 な言葉遣いで話すのでしょうか?
【 父神である創造神グランゼニスの口調を真似していた 】
その理由は、父神である創造神グランゼニスの口調を真似していたからだと僕は思います。
女神ゼネシアはルティアナ様のことを 「 かよわき妹 」 と呼んでいました。
おそらく、ゼニアスにいた頃のルティアナ様はイルーシャのようなおっとりした性格の女神だったのでしょう。
しかし、ジア・クトに襲われたゼニアスから天使と人間を連れて脱出したルティアナ様は、父神から新天地にて新たな世界を創造する使命を託されました。
ルティアナ様は天使や人間を守るために、そして予想されるジア・クトの襲撃を退けるために父神グランゼニスのような強く、厳しい神にならねばならなかったのです。
そのため、父神と同じような喋り方をすることで、強く厳しい神を死ぬまで演じ続けることを己に課したのだと思います。
【 姉ゼネシア様との違い 】
バージョン7.0のメインストーリーについて、おはなし感想広場に寄せられた感想を読むと、多くの冒険者はルティアナ様に比べてゼネシア様に対し好意的な印象を抱いているようです。
なぜか?
僕はその理由は、
・ やわらかい口調
・ 豊かな表情、感情表現
・ 素直に助けを求める姿勢
・ 奢ることなく感謝を述べる態度
にあると思います。
ゼネシア様は基本的に 「 ですます調 」 のやわらかい口調で話します。
また、ポルテから ネーしゃま という愛称を付けられた時も鷹揚に笑って受け入れていました。
そして主人公に星のオーラで満たされた星封の結晶を用いて、自分の封印を解いてくれるように懇願します。
封印が解かれて大樹の鳥籠から解放されると 「 わたくしを解き放ってくださったこと…… 心より感謝します 」 と神とは思えぬ低姿勢でお礼を述べてくれるのです。
このどれもがルティアナ様には見られなかった行動であり、冒険者たちに良い印象を与えたのだと思います。
では、なぜルティアナ様はゼネシア様のように行動できなかったのでしょうか?
【 ルティアナ様はアストルティアにおける最高神として、威厳を保たねばならなかった 】
極論すれば、ルティアナ様は本来の自分を押し殺して無理をしていたのだと思います。
姉であるゼネシア様はルティアナ様のことを 「 優しく、愛らしく、心が強い 」 と表現していました。
しかし、僕を含むほとんどの冒険者は、作中のルティアナ様からは 「 優しさ と 愛らしさ 」 は感じないと思います。
その理由は、ルティアナ様自身が 「 優しさと愛らしさは自分に不要 」 と考えたからだと僕は思うのです。
長い旅路の果てに新天地で新世界アストルティアを創造し、七柱の種族神を産み、ジャゴヌバから世界を守るためには、優しさや愛らしさは何の役にも立たなかったのです。
結果として、多くの冒険者はルティアナ様に 「 とっつきにくい 」 「 隔意を感じる 」 「 何を考えているか分からない 」 という悪い印象を抱いたのではないでしょうか。
以上です。
読んでくださってありがとうございました。
気が向いたら その3 に続きます^^