※ 注意!
【 この日誌には バージョン7.1 メインストーリークリアまでの ネタバレが含まれております 】
※ 特に要注意!
【 この日誌はゲーム内外から得られた情報を元に、筆者が妄想によって補完した二次創作作品です。広い心でお読みください 】
よろしいですか?
【 ジア・クト襲来 】
果ての大地ゼニアス…
とこしえの揺り籠とも称されるこの世界は一柱の主神とその娘たる二柱の女神によって統治される楽園でした。
神々の僕たる天使が地上の人間を守護し、人間は天使と神々に感謝する。
そこには、美しい循環が存在したのです。
ゼニアスの繁栄は、とこしえの揺り籠の名にふさわしく永遠に続くと思われました。
しかし、安寧の日々は突如として終わりを告げます。
星海の彼方より来たりし侵略者 ジア・クト念晶体がゼニアスを襲ったのです。
神々と天使、人間の英雄たちはジア・クトに抵抗しましたが、ジア・クトの要塞である魔眼の月が放つ滅浄の大光によってゼニアスの大地は結晶と化していきました。
敗北を悟った主神グランゼニスは 「 創失の呪い 」 によってジア・クトを退けます。
この呪いはジア・クトを退けたものの、ゼニアスの大地も蝕みました。
呪いを発動させる前に、グランゼニスは娘である二人の女神に告げました。
「 ゼネシアよ。そなたは大樹の鳥籠にて眠りにつき、荒れ果てたゼニアスをいつの日か再興させるのだ。
ルティアナよ。そなたは生き残った天使と人間を連れてこの地を離れ、星海の果てにて新たな世界を創造するのだ。 」
父神の言葉を聞いたルティアナは答えました。
「 いつの日か 新たなるグランゼニス……
父の名を継ぐ神と ともに 還り
姉ゼネシアと ゼニアスを救うと 誓います 」
ここに、グランゼニスとルティアナの間に誓約が結ばれたのです。
【 ルティアナの旅立ち 】
ゼニアスを脱出し、星海の果てまで旅をして新天地を創る。
それは言うほど簡単な事業ではありませんでした。
まず、ルティアナと共に脱出する天使と人間を選び、彼らを乗せる船を作らねばなりません。
船の建造は神の国にあるルティアナ神殿を基盤として急ピッチで進められました。
・ 天使と人間の居住区
・ 沐浴を行う禊の泉
・ 船を動かすための動力炉
・ ゼニアスの動植物を収めた源世庫パニガルム
・ ゼニアスの至宝たる天の箱舟と神化の光炉
それら全てを詰め込んだ船は 「 逃げる者たちの砦 」 という意味の 「 フォーリオン 」 と名付けられました
【 道中の苦難 】
ゼニアスを脱出したフォーリオンを最初に襲った苦難は、ジア・クトの残党による追撃でした。
護衛として同行していた聖竜グレイナルによってなんとか退けられたものの、その旅立ちは前途多難でした。
次の問題は、脆弱な人間には星々の海を渡る旅はあまりにも過酷なことでした。
ルティアナは旅立ちの際に姉ゼネシアから授けられた 「 星のオーラ 」 を使って 「 女神の果実 」 を生みだし人間に与えました。女神の果実を食べた人間は頭上の光輪こそ無いものの翼と長寿命と頑健な肉体を持つ天使へと生まれ変わったのです。彼ら人間由来の天使と区別するために、光輪を持つ天使はその後 「 旧き世の天使 」 と呼ばれるようになりました。
人間は長い旅に耐えられないという問題を天使にすることで解決したのも束の間、今度はフォーリオンが星の海を旅するための動力が不足するという深刻な事態に陥りました。
この危機を救ったのが旧き世の天使たちでした。
彼らは、自らの命そのものである光輪を動力源として動力炉に捧げることで、フォーリオンを維持したのです。
旧き世の天使が最も若いレクタリスひとりだけになるほど長い旅の末に、ついにフォーリオンは新たな世界を創るにふさわしい星域へとたどりつきました。
ルティアナはレクタリスに告げました。
「 我はここに 新たな世界を創る。
世界の名は 我らが故郷ゼニアスと 我が名ルティアナから 『 アストルティア 』 と号す。
アストルティアをゼニアスのようにジア・クトに蹂躙させるわけにはいかぬ。
ゆえに 我はアストルティアをジア・クトから護るための 「 神具 」 を創る。
その神具の源となるのが レクタリス そなたの光輪なのだ。
レクタリスよ 女神ルティアナが命ずる 神具創生の時まで 決して死んではならぬ
よいな… 」
ルティアナ神話 その2 に続きます。