※ 注意!
【 この日誌には バージョン7.1 メインストーリークリアまでの ネタバレが含まれております 】
※ 特に要注意!
【 この日誌はゲーム内外から得られた情報を元に、筆者が妄想によって補完した二次創作作品です。広い心でお読みください 】
よろしいですか?
【 アストルティア創世 】
新世界アストルティアの創世においてルティアナが最初にしたことは、世界を光で満たすことでした。
ルティアナの生み出した淡く優しい光は世界を照らしました。
次にルティアナはフォーリオンの眼下に広がる空間に 「 海 」 を創りました。
この時、海にはまだ海底はなく、ただ茫洋たる水面が広がるだけでした。
海を創ったルティアナは、世界の中心となる場所に最初の大地たる小さな 「 島 」 を創り、そこで思案を巡らせました。
世界をどのように創造するか?
その漠然とした思いを深く深く考えたのです。
ルティアナの最終目標は、父神グランゼニスとの誓約を果たすことでした。
そのために最善と思われる方法は何か?
父グランゼニスはかつて言いました。
「 光は片方から照らすだけでは闇が生まれる。もう片方からも光を照らすことで世界は光に満たされるのだ 」
父神グランゼニスと姉ゼネシア、そして自分の三柱の神だけではジア・クトに敵わなかった。
ならば、より多くの才ある神々が力を合わせて世界を統治すればジア・クトにも勝てるのではないか?
その神々が生み出した多種多様なヒトが世界に溢れれば、世界は闇へと墜ちずに済むのではないか?
ルティアナが 「 調和 」 と 「 協調 」 こそがアストルティアを治めるうえで最も大切なことだと気が付いた瞬間でした。
アストルティア創世の方針を固めたルティアナはその小さな島を後にしました。
その島は世界の中心に存在する禁断の地とされ、複雑な潮流に囲まれていることもあり長い間、人跡未踏の島とされてきました。
ルティアナの降りた地は 「 いしずえの森 」 と呼ばれ、ルティアナの残した想いを守るために、森には妖精が宿りました。
やがて長い年月が流れ、禁断の地であるその島にも人間が訪れ小さな村を築きました。
彼らがかつて住んでいた王国の名前から、後にその島は 「エテーネ島」 と呼ばれるようになるのです。
【 ナドラガ神 誕生 】
「 調和 」 と 「 協調 」 こそがアストルティアを治めるうえで最も大切なことである。
そう結論づけたルティアナは、七柱の神々と七つの大陸、七つの種族を創造することにしました。
であるならば、どのような神々を生むべきか?
考えた末に、七柱の神々には以下のような権能を持たせることにしました。
・ アストルティアを統べる 「 法 」 を司るチカラ
・ 世界に調和をもたらす 「 叡智 」
・ 世界を守るチカラを支えるための 「 闘志 」
・ 世界を物質的に豊かにするための 「 技術 」
・ 世界を精神的に豊かにするための 「 文化 」
・ 世界を潤いで満たすための 「 幸福感 」
・ いかなる絶望の淵にあっても諦めず、世界を前進させる 「 勇気 」
こうして、まずは 「 法 」 を司る神を生み出すことにしたのです。
「 法 」 を司る神は神々の長兄であり、神々をまとめると共にいずれはアストルティア全体を統べる最高神としての強さを期待しました。
それと同時に、ジア・クトの侵略に対抗できるだけの力も備える必要がありました。
ルティアナが父神グランゼニスとの誓約を果たすためにアストルティアを去った後も、自分に代わって世界の守護者となってもらう必要があったからです。
それらの条件を満たす存在として、ルティアナはとこしえの揺り籠を脱出してからの長い旅をずっと守ってくれた聖竜グレイナルを手本に最初の神を生み出しました。
竜の知性とチカラを兼ね備えた空の神 ナドラガ神 が誕生したのです。
ルティアナ神話 その3 に続きます。