※ 注意!
【 この日誌には バージョン7.1 メインストーリークリアまでの ネタバレが含まれております 】
※ 特に要注意!
【 この日誌はゲーム内外から得られた情報を元に、筆者が妄想によって補完した二次創作作品です。広い心でお読みください 】
よろしいですか?
【 異界滅神ジャゴヌバとの長きに渡る戦い 】
誕生したばかりのジャゴヌバは己の強大なチカラを制御できず、ただ膨大な魔瘴をとめどなく吹き出す巨大な肉塊にすぎないと神々は思いました。
ジャゴヌバが魔界にいる限り、アストルティアが魔瘴の脅威に晒されることはない。
当面の危機が去ったことで、神々はジャゴヌバへの対処をゆっくりと考えることにしました。
しかし、ここで思いもよらぬことが起きました。
ジャゴヌバが自らの分身たる七柱の邪神をその身から生み出したのです。
「 創失の呪い 」 によって創生のチカラを失ったジア・クトのひとかけらであったジャゴヌバが生命体を生み出すなど本来あり得ないことでした。
皮肉なことに、女神が賢者に貸し与えたチカラでジャゴヌバの結晶化の能力を封じた代わりに、創生のチカラを与えてしまったのです。
さらに、生み出された七柱の邪神は、七柱の種族神と対になる存在として生み出されていました。
暴虐の邪神 ダビヤガ は 空の神 ナドラガ と
禁忌の邪神 ヤファギル は 風の神 エルドナ と
戦禍の邪神 ジュネイラ は 炎の神 ガズバラン と
渇欲の邪神 ガルザンド は 地の神 ワギ と
怨嗟の邪神 メゴーア は 水の神 マリーヌ と
嘲弄の邪神 ピュージュ は 花の神 ピナヘト と
虚無の邪神 ヴァニタトス は 勇の神 グランゼニス と
ジャゴヌバはただの肉塊などではなく明確な知性と自我を持ち合わせ、七柱の種族神の司るチカラを的確に把握し、それに相対するにふさわしいチカラを持った邪神を生み出したのでした。
戦禍の邪神 ジュネイラが恐ろしい咆哮をあげると、その叫びは魔界とアストルティアを遮る分厚い岩盤を貫き巨大な風穴を開けました。
後にルクスガルン大洞穴と呼ばれるようになるその風穴を通り、邪神たちはアストルティアへの侵攻を開始します。
ここに至って、ついに七柱の種族神は自ら邪神との戦いに赴きました。
邪神たちはアストルティアを舞台に種族神たちと激しい戦いを繰り広げました。
「 このままではアストルティアに甚大な被害が出てしまう 」
意を決したルティアナは、光の弓矢で七柱の邪神を射貫くとアストルティアの各地に封印しました。
ただ一柱、戦禍の邪神 ジュネイラだけが光の矢を受けた後も激しく抵抗しましたが、ガズバランが止めを刺しオーグリード大陸のランドン山脈の地中深くに封印されました。
ジュネイラが封印された地には後に邪神の宮殿が築かれ、六聖陣の一人 魔封剣姫が代々封印の監視を担うようになるのです。
七柱の邪神が封印されたことで、ジャゴヌバはルティアナとの直接対決に乗り出しました。
二神の戦いは大地を割り、海を裂き、天を轟かせ、何千年もの間 続きました。
七柱の種族神は戦いの余波がそれぞれの大陸に及ばぬように大陸とヒトを守っていましたが、それでも全ての被害を防ぎきることはできませんでした。
「 ジャゴヌバとの戦いが続けば いずれ世界が崩壊するのは避けられない 」
追い詰められたルティアナは最後の手段を使う決断をしました。
「 鏡合わせの秘儀 」 を用い、自身とジャゴヌバの肉体と魂を封印することにしたのです。
ルティアナ神話 その7 に続きます。