写真コンテストやら、イベントやら、グッズ販売やらの通り。
今月で、ドラゴンクエストは三十路になります。
ここまで続いてきてくれたことに感謝。
世代を引き継いで、この先も続いていって欲しいですね。
いつか老衰して、家族に看取られようという時に
「わしゃドラクエの新作をプレイするまで死ねん!」
つってベッドから飛び起きて
孫どもに「おじいちゃんどんだけぇー!」って言わすのが
ささやかな夢のゼファーです。
今日は、そんな未来の話。
いつにも増してブットんでますので覚悟してお進み下さい―――
この時代の皆さん、ごきげんよう。
今、これを書いているのはゼファーではないわ。
私の識別名称はゼフィリア。
レンダーシア連邦セレドット支部局
誇り高き、第7タイムパトロール部隊の…
って言っても伝わらないか。
要は、未来のアストルティアから来た
ゼファーの子孫よ。
驚かせてしまったかしら?
私たちの時代では、科学呪文『クロノルーラ』によって
自由に時間航行ができるの。
もっとも、勝手な歴史改竄は
時間法で厳しく取り締まられているから
ごく一部の人間にしか使えないのだけれどね。
この時代の案件も早期に解決したことだし
余暇を利用して、先祖の顔でも拝もうと足を運んでみたのに
どうやらタイミングが合わなかったみたい。
それにしても…
マニアックすぎなぁ~いッ!?
なんなの、この家。っていうか家なの?
スチームパンクを気取っているらしいけど
これじゃガラクタ屋敷じゃない。
ハァ…、もっとお洒落な家に住んでいて欲しかったなぁ。
ちょっと幻滅。
で、机にこれまたマニアックな日誌が置いてあったんで
ヒマつぶしに、私がレポートを書いてるというワケ。
それにしても、この時代はいろいろ刺激的だったわ。
特に印象深かったのは、自己主張するためだけの衣装…
ドレスアップっていう文化ね。
未来においては、個性なんて不要だから…。
私たちは皆、同じバイオスーツを着て
安全性も健康面も、全て管理されるのよ。
確かに、自分の好きな格好をしたいっていう気持ちも
分からなくはない、けどね…。
さ~て。
それで、ゼファーのドレスアップは…
マニアックすぎなぁ~いッ!?
真ん中のなんて、何?
この時代の店員さんは、動物の毛皮をかぶるのかしら。
意味がわからないわっ!
これでオサ・レ通信とか、よく恥ずかしくないわね。
こんなのが私のルーツだなんて…。
幻滅を通り越して、感動すら覚えそうよっ!!
ハァ…、ハァ…。
いけない。落ち着くのよ、ゼフィリア。
あなたは、誇り高き第7タイムパトロール部隊の
冷静沈着な補欠員なのよ…!
いいわっ!
この私、ゼフィリアが
ひとつドレスアップを作って差し上げましょうッ!
…このくらいなら、時間法にも触れないでしょうしね♪
オサ・レ通信、第47弾…になるのかしら。
ご覧なさいな!
これが流行の最先端、サイバーパンクよっ!
リアクター シルバー/ビリジアン
チェイサーレザー上 ビリジアン
リィンの服下 ブラック/ピュアスノー
闘竜のこて -/ビリジアン
クリムゾングリーブ シルバー/ビリジアン
地中ゴーグル レタス/-
お洒落は機能美もかねてこそ!
頭部のスキャニングディテクターは
戦闘データから、起こりうる事象を解析し
3ターン先までを結果として伝達する超演算デバイス!!
…のレプリカよ。
代わりに、レンズには度が入ってるわ。度が。
さらに両腕のエクスターミネートブースターは
開戦時に科学呪文『ジュウバイキルト』を発動させるの!!
もちろんレプリカだけど…
せっかくだから、先端の突起から
ボールペンとかが飛び出るようにしてあげたわ。
脳信号を検知して、使いたいと思ったら飛び出るわ。
とっても便利でしょ?
他にも、絶対防御のヴァリアブルバリアー!…のレプリカとか
高速エアリアルスラスター!…のレプリカとかが
たっくさん内蔵されてるんだから!
…おっと!
こんなことしてる内に、もう帰らなきゃいけない時間みたい。
フフ…。ドレスアップというのも案外、悪くなかったわ♪
それじゃあ、皆さん。
ナンセンスな御先祖様だけど、これからも宜しくね。
…クロノルーラっ!
ゼファー「たっだいま~w
からあげクンのホイミ味買ってきたけどw
レベルアップの音はどうリアクションしたら良かったのw
…って、うわっナニコレ!?」
ゼファー「マニアックすぎなぁ~いッ!?」