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石バシっ

キアラ・

[キアラ・]

キャラID
: YF840-467
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 130

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キアラ・の冒険日誌

2024-10-12 09:24:14.0 2024-10-13 14:22:13.0テーマ:その他

キャラ名の由来[第3話]

(まずは第0話から読んで下さい。)

捧げものとして、僕はバイオリンではなくピアノ演奏を選んだ。
ドラマチックな曲を弾くのに、僕のバイオリンの腕と単音では無理だったし、
何よりサプライズ度が高いと企んだのだった。
しかしインターネットが無い当時に、それにふさわしい曲を探すのは困難で、
結局は友達の兄に「音声劇を作るから」とかいう理由を付けて曲を推薦してもらった。
それが"O' Surdato 'namorato"という曲で、曲も明るい感じだったので
自分で弾けるよう左手パートを簡略化して、妹のピアノで練習した。


そして当日。うわの空でレッスンを受けた後、僕は曲を聴いて下さいと言った。
とにかく緊張して最後まで弾き終え、そこでやっと先生の顔見ると…
えっ?泣きはらしたように顔が赤い。
どういうこと?思考がまとまらないほどパニックだったけど、
僕は自分に言い聞かせた、あとは練習どおりに言葉を伝えるだけじゃないか!

「先生…、音楽よりも、好きです…」
自分のすべきことを終えた僕は、そこでやっと先生の顔を見るのだが、
それは音楽の殿堂を支配するミューズではなく、まるで誰かに心無いことを言われて
悲しみに顔をクシャクシャにしている女の人の顔だった。
先生、今、何が起こっているの? 僕はどうすればいい?

"Non posso più farlo..."
こんな時にイタリア語? 僕の言葉はちゃんと伝わった?
もしかすると先生は人から本当にミューズに戻ってしまうのか?

やがて先生は笑顔にもどり「ありがとう、嬉しい…」と言った。
僕はただただ、この舞台が終演にたどりついたのだと安堵した。
そしてその後のことは全く記憶になく家に帰り、一大事業を達成した喜びのまま眠りについた。


翌日、母が何か聞き慣れないことを言っている。電話?僕に?バイオリンの先生から?
一瞬で心臓が突き上げられる。ももももちろん昨日のことに何か関係が?
先生はやんわりと、しかしちゃんと人として向き合って返事をしてくれた。
それをここに書けというのか。それはつらすぎる。まぁ予想の範囲内ですよ。

…と思っていたら、すぐにそれは範囲外の話となった。
明日、近くの公園で話をしようというのだ。
とりあえず言いたいことを伝えさっぱりした僕は、先生と新たな関係に入ったのだと勝手に誇らしく思っていた。
だからそのお誘いも、単に先生と話せる時間だと楽しみにしていた。

当日、先生は、普段着ているどこか品のいい服でもなく、そのままジョギングをするかのようなジャージで現れた。
そして一昨日のことを見ていた第三者かのように僕を冗談ぽく冷やかした。
僕はそんな反応でも十分嬉しかった。
そして先生がとつとつと話し始めた。
「先生の家には、怖い男の人がいっぱいいたよ。」

(第4話へ続く)
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