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聖銀のもふもふ

プロメテウス

[プロメテウス]

キャラID
: GT942-415
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 102

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プロメテウスの冒険日誌

2017-08-30 16:47:32.0 2019-06-10 00:57:03.0テーマ:その他

『光の王子と闇の王子』4話  旅立ち

産まれてからずっと城下町はおろか、城の門すらも
くぐったことはなく、過保護に育てられた
王子の世界は、この城の中にしかなかった。
特殊体質の体だということもあったのだろうが
それよりも、人々の中に引っ掛かる『何か』が
そうさせていたとも言えるのではないか。
それは、奪われた記憶。魔女という脅威。
そして、忘れ去られたもう一人の王子の存在。
魔女の目的は一体・・・?そして
双子だというあの人は、何故あんなことを・・・?

『ーーーシャル・・・シャルドネ!!』

甲高い声が耳元に響いて、起こされる。
いつの間にか、眠りに落ちていたらしい。
窓から射し込む朧気な月明かりが、まだ夜中であることを告げていた。
シャルドネは腫れぼったい眼をごしごし擦りながら
起き上がると、大きなあくびをひとつした。

『ねぇ!シャルってば!!』
「?」

何処からか、やはり甲高い声が聞こえる。
夢かと思ったが、どうやら幻聴ではないようだ。
声のする方に目をやると、そこにはよく見知った顔があった。

「どんぐり!?」
『シャルが凄くうなされてたから、心配したのよ?』
声の主はいつも一緒にいた妖精のどんぐりだった。
鮮やかな青緑色の長い髪、くりっとした空色の瞳の
可愛らしい掌サイズの小さな少女は
これまた小さな羽根をパタパタとはばたかせて
シャルドネの肩に乗った。

「君・・・喋れたのか?」
『みんなが記憶を取り戻した時に、私の呪いも
  一緒に解けたのよ。それ見て』

彼女が指差したその先には、いつも肌身離さず
持っていたあの本が置かれていた。
シャルドネはそれを手に取って、ページをどんどん捲っていく。

「え、何で!?・・・全部、真っ白だ」
『そう。その本は、人間の記憶を閉じ込める為に
  魔女が作った魔法の本よ。18年前のあの日。
  空から落ちてきたその本を読んだ私は
 記憶を失うことはなかったけれど
  その代わりに声を奪われたの。
 でも、どうにかしてこれを伝えたくて
  あなたに持ってきたってわけ』
「そう・・・だったのか」

何かのきっかけで魔法の本の呪いが解けたようだ。
恐らくあの人と目があった、その瞬間だろう。
酷く冷たい憎悪に満ちたあの瞳。
想い出すだけで背筋がゾッとする。
意を決してシャルドネは荷物を鞄にまとめ始めた。
どんぐりを頭に移し、ダブレットを羽織ると
腰に銀製のサーベルを差して、部屋を飛び出した。
向かった先は、ステンドグラスから溢れる幻想的な
青い光に照らされた水晶細工の棺がある玉座の間。
シャルドネは棺の前に膝まづき、右手を胸に当てた。
「行くのか」
「・・・はい」

兄ヨシミも眠れずに、この暗がりの中、玉座に座っていたらしい。
お互い顔は見えなくとも、想いは同じだった。

「ずっと何かを感じていたんです。
  言葉にするのは難しいけれど・・・
 俺なら、きっとあの人を見つけられる」
「・・・そうか。俺は、もう止めない。
  宝物庫に寄って行くと良い。
 貴重な代物だから大事にな。
  詳しくは、そこにいる者に聞いてくれ」
「ありがとうございます。行ってきます」
「シャル。気を付けてな。
  いつでも帰ってきて良いんだぞ」

シャルドネは立ち上がり一礼すると、踵を返して歩き出した。
宝物庫へ行くと、警備の兵がうとうとしながら立っていた。
シャルドネに気付くと、お待ちしておりましたと
慌てながら扉を開けてくれた。
兄には全てお見通しかと、思わず柔らかい笑みがこぼれる。
王子の微笑みは、男の警備兵もつい見とれてしまう程であった。
中へ入ると、赤いクッションの台座に乗せられた
白い石と青い石がまず目に入る。

『わぁ!凄い!!ルーラストーンじゃない』

頭の上でどんぐりが騒いでいる。

「ルーラストーン?」
「よくぞ、ご存知で」

ドキッとして振り返ると、そこには
シャルドネ王子専属の付き人が頭を垂れていた。

「白いルーラストーンは、このグランゼリア専用。
 青いルーラストーンは、シャルドネ様の
  意思によって行き先を変えられます」
「ヤース。堅苦しいぞ」
「ふっ、これが俺のし・ご・と!酷いよな。
 ヨシミ様に頼み込んで来たってのに。
  俺も旅に同行する。嫌とは言わせないぞ?」

茶色い髪を後ろに流したスタイルの彼は
シャルドネの幼馴染みでもある。
意思疏通の図れる仲間が付いて来てくれるのは、素直に嬉しい。
ルーラストーンを手に入れたシャルドネ達は
用意された馬に跨がり、城の門をくぐると
未知なる世界へと旅立って行った。
遠くに朝焼けの美しい空が広がる頃の出来事である。
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