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【写真】極秘の猛特訓が行われているオルフェア・調理ギルド本部
オルフェアの調理ギルド本部で、うまのふん専門店・ノギ商店のモミジ店員が連日極秘の調理特訓に励んでいる。
この日の練習も非公開であったが、練習終了後、モミジ店員がインタビューに答えた。
「今日も200本ほど(フライパンを)振込みました。疲れている中でフォームを固めていくことで、うまい力の使い方が身についてきていると思います」。
連日の猛特訓による疲労は感じられるものの、充実感に満ちた表情で振り返った。
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【写真】練習後、本店前でインタビューに答えるモミジ店員
元々調理の経験が全くないモミジ店員へ、ノギ店主から異例の“特命”が下ったのは2週間前。
「非常に驚きました。ただ、必要とされればやるだけです。(ノギ店主を)信頼してますから」とモミジ店員に迷いはなかった。
本店での24時間のワンオペ業務の合間を縫ってオルフェアの調理ギルド本部へ通い、特任コーチに就任したギルドマスター直々の特訓を受ける日々が始まった。
“特命”の狙いについて、ノギ店主は「(経営上の)総合的な判断です。詳細はまだ言えません」と明言を避けた。
しかし、関係者の間では、ノギ商店が新規事業として“飲食部門”を立ち上げるとの噂が広まっており、この飲食部門の責任者にモミジ店員が起用されることは濃厚だ。
「最初は慣れない調理に戸惑っていましたが、直ぐにコツを掴んでしまった。モミジさん(モミジ店員)は、とにかく吸収が早い」と、マスター・ポシェル特任コーチもその才能を認める。
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【写真】マスター・ポシェル特任コーチ
ポシェル特任コーチによれば「できのよさにこだわらなければ、大抵のもの(料理)は作れるはず」。また「既にテスト・マーケティングとしてモミジ店員の料理がバザーで販売されていると耳にしています。評判も上々なようですよ」(某取引商)との声もある。
気になるモミジ“シェフ”のデビュー時期について、ノギ店主は「本人の仕上がり次第。ただ、今のレベルでは(利益が出るか)微妙なライン。もっともっとレベルアップしてもらわな(アカン)」と早期の起用には慎重な考えだ。
モミジ店員も「(デビューは)まだ早いと思います」と焦りはない。「連日振り込んだことで一定の土台ができました。これからは内容(できのよさ)を求めていきます」と話し、やるべきことは明確になっている。
至高の一皿を目指す若き"料理番”の成長に、ノギ商店の命運がかかっている。