そう、井戸の家です。
わたくし、井戸の家を持っていたんです。
かなり前にヒトメボレして購入しておきながら、
あまりのハウジング難度のため、早々に納戸に片付けた(激うまギャグ)、呪いの地下シェルター。
そう、井戸の家を持っていたんです。
ひょんな事から井戸の家のことを思い出した私は、
実に3年ぶりくらいに、呪いの物件のハウジングに着手したのであった。
ばばーん!!!
どうですか!
このビビッドでファンシーでオーガニックなガーデンスペースは!!!
マイナスイオンとあふれるお庭で、
コンシェルジュなつきちゃんとワグミカ氏と乾杯!
つりぼりで、いろんなお魚も釣れます!!!!
釣ったその場で調理します!!!(しません!!!!)
ひとしきりお庭を堪能したら、次は地下へどうぞ。
水やりと肥料をお忘れなく。(ド厚かましい)
長い井戸を抜けると鉄板焼のお店であった。
カウンター6席、テーブル2卓の鉄板バル!
こ、このレイアウトは…!
ガタラWarkerの今月号に掲載の、
「キになるあのコと急接近!?
一撃必殺、デキるオトコの隠れ家バル特集」
に見開き2ページで載ってたあの鉄板バルだ!!!
すてき!!!!抱いて!!!!
と思ったのもつかの間、
更に地下からは、激しい剣戟の音と、
叫び声が飛び交うおどろおどろしい空間があったのだ…!!
そう、ここは日の光を浴びることを許されないごろつきどもの袋小路なのだ。
地下とはそういうものなのだ。(しらんけど)
最深部には、そう、地下格闘場があり、
夜な夜な命と金のやり取りが交わされていたのだ…!
暗くてよく見えないが、参加者も観衆も、
見覚えのある人物ばかりのような気がする。
表の世界では地位や名誉や立場に雁字搦めにされている者たちが、唯一、生を実感する場なのかもしれない。
スリルとショックとサスペンスが
この地下にはあるんです
この井戸の本当に恐ろしいところは、
そう、広すぎるのである。
部屋が…
部屋が多すぎるのである…!!
「カグノセッチセイゲン」という強大な敵の前には、我々はなすすべが無いのだ。
つまりこういう「なにもない空間」というのも存在するのだ。
しかしながらこの突き当り、
じっくりながめていると、いわゆる古典ダンジョンRPGでよく見る壁、に見えなくもない。
古典ダンジョンRPGがあるから、ドラクエが生まれたのだ。
つまりこの壁は、「ドラゴンクエストを生み出した壁」と言えなくもないのだ。
決して、無の壁ではないのだ!!
道に迷い、壁に突き当り、心身ともに消耗した冒険者が取る行動はひとつ、
そう、古代魔法、MAL…いや、ルーラである!
あなたは いどのてんじょうに あたまをぶつけ
じめんにらっかした
(ちなみに、きみらはもうしんでいる!!!)
ハウジングって、むずかしいですね。
そんな我が家は、
ガタラ採掘666-1(ろくろくろく!と覚えてね!)
用事がなくても、遊びに来てもいいのよ!
いいのよ!!!!