選択的無職によってエゴイスト達に一矢報いよ。大志を抱き、エゴイストのイゴによる他利を引き出す、ヒモになるんだ。
イゴイストのみが遺伝子を残す世界。イゴイストの濃度は濃くなる一方である。そんな中、我々自己犠牲人間達が対抗する手段といえば、ヒモ、あるいはニートになることである。社会に貢献しないのはもちろんのこと、本来エゴイストであるはずの人間の心理をうまく操り、利他的行動を引き出し、搾取する。それがヒモ、あるいはニートである。一見これは悪のように見える。しかし、これをしない場合いったいどうなるのか。我々自己犠牲人間達は遺伝子を残さない。搾取され続けた上、じきに消滅する。ヒモやニートにならなかった場合の末路がそれだ。だから対抗するしかない。
人は夢を持ってる人、ダメなところがある人を応援したくなるっていうから、大志を抱きつつ、ヒモを目指せ。
それじゃあいったいどっちがエゴイストなのか分からないよと思うかもしれないが、僕はエゴイストの利他を最大限まで引き出し、非エゴイストのエゴを最大限に引き出すことがもっとも良いバランスだと思っている。僕はバランス厨だ。牛丼を食べるときも、ビーフとごはんを同時に食べ終わらないと気が済まない。カレーも同じだ。そして、人間社会においても同じである。エゴイストと自己犠牲人間のバランスを保たなければ、僕は気が済まないのだ。