バージョン5.3の記録を始めます!
ストーリーがまだ追いついていない人、ネタバレNGの人は、5.3を始めてから読んでくれたら嬉しいデス、
ストーリーはまだ追いついてないけどネタバレオッケーの人、ストーリーが進んでいる人は、続きへgo~
さて。
大荒れの戴冠式から、少しばかり経った。
新王朝のスタートアップをボチボチ始める頃合いだ。
しっかり頑張らなきゃね、と、まず何をしたかと言えば。
何はともあれ、まずはお勉強。
これまでの冒険を通じて、魔界のことはだんだんと解ってきたとはいっても、やっぱりとてもじゃないけど十分とは言えない。
特に、歴史なんかはもっと詳しく知りたいと常々思っていたんだよね。
有難いごとに、城には立派な図書室が。
よく纏められた歴史の本が揃えられていた。
しかも、正しく理解できたかテストまで受けさせてくれるんだから、至れり尽くせりだ。
おかげで、これまでの断片的な知識が体系化されて、スッキリと頭に収まった。
新しい謎も出てきてしまったけどね。
何事にも始まりはある訳だ、大魔王にも初代がいたんだね。
名前がもう解らないとか、ちょっと不可解な部分もあるけど、凄い奴だったらしいのは解った。
今の魔界の有り様を、一代でほぼ決めたんだそうだ。
もしも、時渡りがもっと自由にできるなら、どんな奴なのか見てきたい気がするな。
歴史のお勉強の次は、ファラザードから大魔王城の金庫番を新しくスカウトしてきたり…、
トポルまで出向いていって、大魔王の衣装をオーダーメイドで作って貰ったりした。
何しろ、大魔王に就任したとはいえ、アタシは魔界の時間感覚で言ったら、昨日産まれたようなもの。
しかも魔界に来たのは文字通りホントにほんのちょっと前からなんで、魔界の人心掌握にまずは努めなきゃならないのだった。
更には、戴冠式早々に騒ぎが起きたのは、魔界に知れ渡ってしまっている。
アタシを不信の目で見る輩を黙らせるため、配下となった3人の魔王達も、それぞれに知恵を貸してくれるという。
…イヤハヤ、何とも言えない感慨を覚えるね。
ユシュカはともかく、アスバルもともかく、ヴァレリアまでもが今やアタシと共に進む。
ちょっと前まで、戦をしたりしてたなんて、夢でも見てたんじゃないかとすら思うことがある。
…でも、まだ、新体制は始まったばかり。
ここまでは座業だったり大した荒事はなかったけど、次の公務からは、少しずつハードになっていくのだった。