キュキュの冒険日誌

-ファラザード裏通りの住民達-

明け方の裏通り。

これから始まる一日のために
バタバタと走り回る足音。
顔なじみとの挨拶や、他愛もない雑談。

慌ただしくも活気あるファラザードの日常が、今日も始まる。


先ほど開始した写真コンテスト
「魔界のフォトアルバム」にNo.6 で応募しました。
(8/12 応募テキストにミスあったので再提出し、No.495になりました。)


テーマと共に浮かぶイメージはいくつかあったのですが、
撮りたかったモチーフの１つは、「ファラザードの住民の生活」でした。

特に裏通りは、ならずものの行先という明示がありますが
渡し舟や海を展望できる場所もあり、
完全に商業地区から切り離されたわけではない、という印象を持っています。

乱世の中、厳しい気候にも見舞われながら活気あふれる生活をする
ファラザードの住民の写真を撮りたい、と思ったのでした。


ファラザードの裏通りは建物が密集しているだけでなく、
布もかぶさっていて、あまり空を見ることができません。

でも、裏通りの上層に
踏み入れたことがあるかたはご存じかと思いますが、
この上にはほかの場所と同じ広く大きな空が広がっています。

ファラザードの住民の象徴として、
この空はどうしても写真の中に組み入れたいと思いました。

そこでフレンドさんにご協力を頂いて、構図の検証を開始。

まずは、しぐさの組み合わせで下層で住民が挨拶している様子が撮れることを確認。


その後、フレンドさんにご協力を頂いて、
布の上にエキストラを配置しながら撮影を開始。
この写真が撮れてOK！と思ったら、

下に降りる際、応募写真で載っている、
１つ下の布の上に降り立てることが発覚（！）

もともと空のほうに視線を向けてもらうための
エキストラの配置でしたが、それならばより近いほうがいいので
悩んだ末に翌日、さらにフレンドさんのご協力を得て人を増やし
応募写真の撮影と相成りました。

本当は日中の写真にしようと思ったのですが、
日中は雲の流れが速く、青空を撮るのは困難を極めます。
それに対して、夜から明け方にかけては、
多少ですが風が穏やかになるようです。

そんな雲の流れを見て思い出したのは、ジャリムバハ砂漠の砂嵐。

きっと、普段から砂嵐に見舞われる生活の中では、
水汲み等の必要な家事は、風が穏やかな明け方に済ませるのな、と
自然に考えが行きついたため、撮影時間の都合も相まって
明け方の写真撮影で応募写真が完成しました。

撮影にご協力いただいた、
ムムさん、シアンさん、ねねさん、シシリさん、
ありがとうございました！