ほむの冒険日誌

オレの名前はキングレオ
オレの身に降りかかっている悲しい話を聞いてくれ

数ヶ月前オレの世界は一変した
オレの住処に土足で変なのが入ってきたのだ
不法侵入者ははいじょする
当たり前のことだろ
当時も強い奴はいたが
それでもそこそここの爪の餌食にしてやったんだ

だがな、この場所も奴等が入ってきた頃から
少しずつ変わってきている
業績が悪いと降格や、入れ替えが行われる
最近ではオレの上司に
ジャミ田さん、バッコ須さん、キング浜田さん、龍.ウーさんと
どんどん増えていってる
今じゃ俺も中間管理職
上から下からの板挟みさ。
給料も以前の半分だ、これではやっていけないから
上司のジャミ田さんとともに
アルバイトをしようって話になって
災厄の王がアルバイト探してるって言うから応募したんだ
募集内容にライオン枠ってのがあったから
キングの名前を持つオレが応募しなくてどうするって感じだ
程なくして、通知が届く



不採用


ライオン枠はやつざきアニマル君に決定


俺は悪い夢でも見ているのか……
それとも何かの陰謀か

ジャミ田さんはめでたく受かりアルバイトに勤しんでいる
俺はというと
いつもの仕事を全力でこなしている

ほら、今まさに扉の前に誰か来たようだ
重い扉が開き
姿を見せる4人の侵入者

戦士のオーガ女、魔法使いのオーガオトコ、僧侶の魚女、そしてマスコットだ
職になれていないような感じだが
入ってきて俺を見た瞬間奴らは笑った
なんだレオかと……
オレの頭に血が上る
絶対生きては帰さない!!!
そう心に誓う
初めに俺は刃を砕かれた
2回もだ、そしてそのあと、ぶきみなひかりを浴びる
これは精神的にくる光だ
これも2回ほどかけられる
これで俺は心身共に疲労困憊の状態だ
だが、ここで引くわけには行かない
オレは怒りとともにテンションを上げる
そして戦士に襲いかかる
戦士も一瞬覚悟を決めたようだ
オレは俺の爪で何度も戦士を攻撃した

…………ダメージ表示が間違っているのか?
そんな疑問にとらわれる
戦士の上には俺の与えたダメージが表示される23,2１6,21……

やつのhpバーも危険領域に達していない

そしてオレは負ける
次こそは勝つと心に決め


オレの話はここまでだ
今日もいつもと変わらない日々を送っている