山の中に、一人の赤鬼が住んでいました。
赤鬼は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に、
「心のやさしいNOBITAのうちです。どなたでもおいでください。」
「おいしい一発芸がございます。へそでお茶も沸かしてございます。」
と書いた、立て札を立てました。
けれども、人間は、
「意味不明」
「犯罪のにほいがする」
と疑って、誰一人遊びにきませんでした。
よってくるのはプクやドワばかりです。
赤鬼は悲しみ、信用してもらえないことをくやしがり、
おしまいには腹を立てて、立て札を引き抜いてしまいました。
「ファッキンジャップくらいわかるよバカヤロー(`・ω・´)」
・・・
そこへ、友達の赤プクが訪ねて来ました。
プ「どうしたのかね?」
鬼「ウズえもん~、みんなが無視するんだ~(´;ω;`)」
赤プクは、わけを聞いて、赤鬼のために次のようなことを考えてやりました。
プ「まずは、相手をよく観察することです。」
プ「自分のことばかり考えていてはいけません」
「まずは相手の気持ちになりましょう。」
鬼「でもわたしはこう見えて恥ずかしがり屋のジェントルマン(´・ω・`)」
プ「だまらっしゃい!(`・ω・´)」
赤プクはしぶる赤鬼をむりやり引っ張って住宅村へ出かけていきました。
プ「いいですか、ここには鬼は住んでいません」
「みんなが求めているのは、一発芸とかじゃないのです」
鬼「でもわたしはこれしか生き方の知らないジェントルマン(´・ω・`)」
プ「だまらっしゃい!(`・ω・´)」
プ「ここでしばらく、みんながどういう生活をしているのか観察を・・・
鬼「( ゚д゚)ハッ!」
「心得た(`・ω・´)キリッ」
プ(どうしたのだろう急に…
とにもかくにも計画は成功し、赤鬼は山から下りてくるようになりました。
「今日もとても勉強になった、また行ってくるよ(^-^)」
と喜び出かけていくようになりました。
・・・
しかし赤プクにはひとつ気になることがありました。
プ(一向に変わる気配がないのだけれど、いったい何を勉強しているのだろう…
ある日、赤プクは、赤鬼の後をつけてみました。
プ(|д゚)チラッ
・・・
プ「( ゚д゚)・・・」
プ「それはだめええええ!!!!」
赤鬼はふつうに通報されました。
鬼「うおおおおお、なぜだああああああああ!?」
そしてふつうに訴えられました。
プ「異議なし(´・ω・`)」
「赤鬼くん、くさい飯を食って反省してください。」
「このまま君と付き合っていると、わっちまで悪いプクだと思われるかもしれません。」
「君を裁くわっちを許してください。」
赤鬼は、だまって、それを受けました。
二度も三度も受けました。
床にに手をつけ、顔を押し付け、しくしくと、なみだを流して泣きました。
でも、ちょっとうれしそうでした。
おわり