オレの名はモどん、白キラーパンサーだ。
今はプクリポのちゅんタスという男に世話になっている。 …いや、世話にはなっていない、絶対にだ。
いきなりだがオレには記憶がない。1番古い記憶はジャングルの中でボロボロのあんこ玉みたいになっているアイツ(ちゅんタス)を見つめていた時だ。
アイツはオレを見つけるのに相当に苦労したらしい。だからオレは目の前の今にも潰れてしまいそうな、余りにもみすぼらしいあんこ玉に 驚きと憐れみの目を向けていたのだろう。
しかしソレが良くなかった。アイツはオレの憐れみの眼差しをを「なかまになりたそうにこちらをみている」と勘違いしたのだろう、完全に…完全にだ。
アイツは涙と鼻水でぐしゃぐしゃにしながら喜んでいた。
因みにオレの「モどん」という名はその時の探索に同行していた仲間の名から取って付けたらしい。今のオレには名前などどうでも良い物だが。
そして気が付くとオレはアイツの仲間になっていたのだ。…悔やんでも仕方がない、当面はこのちゅんタスと行動を共にしようと思っている。あわよくばオレの無くした記憶もとりもどせればと…
またヒマがあればオレの忘備録としてコチラに書かせて貰う。 コンゴトモヨロシク…