ちゅんタスの冒険日誌

♪うちゅうのうみは おれのうみ おれの はてしない あこがれさ
♪ちきゅうのうたは おれのうた おれの すてきれぬ ふるさとさ
♪ともよ あしたのない ほしとしっても やはり まもって たたかうのだ
♪いのちをすてて おれは いきる

これは、アイツが海賊になってからオレの背中に乗るといつも口ずさんでいる歌だ。
迷惑なことに 移動中はほぼ耳元で歌われているので、いつのまにかオレも歌を覚えてしまった。たまにふとした時に口ずさんでしまっていたりして悔しい。...モどんだ。 前回の続きを話すとしよう。
ことの始まりはアラハギーロを訪れた時だった。なんでも この城ではモンスター同士を闘わせる競技が盛んだそうで、その戦いに勝つとそれなりの報酬が貰えるらしい。

ウチにはオレ以外にも何匹かのモンスターが居候しているが、オレがアイツの仲間になってからは ほぼ旅にはオレが同行しているので他の奴らは暇を持て余してゴロゴロしている。
...つまり運動不足なのだ。

そんな状況だったのでトレーニングがてら この競技に参加してみるのはどうかと提案すると 普段は面倒臭がりのアイツが珍しく結構乗り気だった。おそらく報酬が気になったのだろう。
それから数日後 アイツは居候達を集めて闘技場に参加する旨を伝えたのだった。そしてその話のなかで、｢今後ﾜﾀ...オレのことはカントクとよぶように！｣だと。ついこの前｢キャプテン・ちゅんロック｣になったんじゃなかったのか？...どうでもいいが...

それと、アイツは｢ちゅんロック｣を名乗ってから 憧れの宇宙海賊らしくする為に 自称を｢ﾜﾀｽ｣から｢オレ｣に変えようとしてるみたいだ。まだ慣れてなくてゴッチャになっているが。

と 云うわけで我々は 親愛なる｢キャプテン・ちゅんロック監督｣のもと、闘技場への参戦が決定したのだった。

仲間の紹介をしようと思ったが、歌を歌っていたら長くなってしまったので この話はまた次回に続くとしよう。