17軒目、ヒナさん宅。テーマは「冬の足音」。
リアルにも寒くなってきましたね。毎日すこしずつ変化してゆく季節のうつろいの中、冬に向かって過ぎてゆく時間にどことなく寂しさを感じる私。こんなときは暖かいおうちでごろごろぬくぬくのんびりと落ち着きたいものですね。
お庭には色づいた紅葉の木々が。秋っぽいですね〜。水没地区の荒涼とした風景に合っている気がします。左側、桜の木がありますね。赤、黄に加えピンクが混じってちょっと楽しげに映ります。桜は春という固定観念に縛られず色の楽しさを使われているところ素敵!
部屋の中では、中ですけれども秋の野山の風景。ハイキングに来たみたいな気分になります。おもちゃのかきわり晴れの青空が高く、冷たい空気を感じます。
紅葉の柱と空の背景が合い、紅葉狩りにでも来たみたい♪(´ε` )!
すこし進むと扉があり、中には月の見える畳の和み空間があります。とっても落ち着きます。黄色と緑の面積が多いと感じました。色数が抑えめで、黄色や緑の柔らかい色なので、訪ねる人を良い意味で刺激しない、優しいお部屋だと思いました。
私この空間がすごい気に入りまして、ずーっとここにいたくなります。外は寒いからのんびりごろごろ、あったかい料理をつまみつつ食っちゃ寝をして過ごしたくなります。外の雰囲気に対してここは暖かそうな印象で素敵。
二階では少し季節が進みクリスマスの雰囲気です。秋の風景を見てきているので寒さが一段と強まったような気になります。
レンガや石壁のどことなく冷たそうな空気と、暖炉の火の暖かそうな感じが冬の空気感をもりもりにしていますね。ステンドグラスが本棚で隠れきらびやかな印象が薄まり少し寂し目の風情になっているのがお上手だと思いました。
二階にはもう一部屋あり、物置部屋のようになっていました。居間から離れて物を保管してある雰囲気。
暖房が効いてないと直感的に思ったのです笑。だからこの部屋は寒そうだと思い、そのことでより一層冬の空気を思い出したのでした。いろんな部屋から全体の空気感を作る体感型のお宅の、名脇役だと思います。
秋冬の季節感を取り入れ、寒さと同時に暖かさも感じられる落ち着きのあるお宅。賑やかだったり妖しかったり派手だったりに突出するお宅はそれはそれで素晴らしいのですが、こういった静かな落ち着きを持つ優しいお宅は家としてとても好きです。
さて行ってきます。