19軒目、ハレさん宅。テーマは「発見!名庭園そうだ王都行こう」。
中庭ではなく庭園です!完全にお庭がテーマになっているお宅は珍しいかもです。
外観、鬱蒼とした印象の緑の空間が印象的でした。高さの異なる緑をたくさん置いて、この一画は外から遮断されたとてもプライベートな空間のように思いました。静かですね。鳩がホーホー鳴く声が聞こえてきそう。ハレさんは造園家に違いないと思う今日この頃。
中では。畳敷きの空間に月見の障子と梅のオブジェが。障子に模様があるようで面白い。
この障子は和にも洋にもいろんなところで顔を出すハウシンガーのマストアイテムになっていますね。
奥には小さなお台所。石畳のラグがリアリティあっていいですな。色味が茶色系の地味目な色で抑えられていて、とっても渋い。
ここは、もりもりご飯を作るのではなく、お茶を入れるのが主な目的な台所だと思うのです。それで簡素な雰囲気が漂うのかなと。
お茶を入れたらばお庭を眺めて長閑な時間を過ごしましょう。
お庭なんです、中が!坪庭や中庭でなく、広ーい庭!
広間は畳敷きで、縁側が板張りのリアルな造り!縁側があることでお寺のよつな広い空間の風情が一気に生まれています。縁側の板は内装の木の床で、内側の畳がラグになっていますね。こまかい。柱があることで空間をうまく遮り、広い空間の中にもしゃきっと締まる緊張感を少し生んでいる気がします。柱、大事ですね〜。
近寄ってお庭を拝見。自然すぎる。。。
ハレさんは造園家に違いないとやっぱり思います。お庭って、草木、岩などの配置のバランスの美しさがとても大事で、同じものを使っても置き方のバランスで良し悪しの振れ幅がとても広くなります。
手前側が軽く、奥の方が重く、奥行きを感じさせる配置に思いました。小さいものが前、大きいものが後ろ。このことで空間をすごく広く感じる気がします。板壁の向こうにも木があるらしく、塀の向こうの空間も感じます。そんな風に手前から奥へ奥へ視線を誘導する巧妙な仕掛けがある気がしました。そう見ると柱もすごく納得。入ったとき柱を見て、庭を手前から見て、さらに塀の奥の方も感じるという自然な流れ。。。これはすごい。ハレさんは造園家です絶対!
あと、板壁が渋くて最高だと思うのです。この板壁の渋さが日本庭園のリアルなイメージを醸し出しています。渋いけどよく手入れされた侘びた壁。お寺とか古い日本家屋の壁にそっくり。
晴れていて明るく、雲雀がぴーちくぱーちく囀る声が聞こえてくるようでした。とても落ち着きます。この広さはM家ならではのもの。壁を使って空間を仕切るのも楽しいけれど、広さを活かす使い方はM家にしかできないので、手前が住居で向こう全面お庭というこの発想は新鮮でした。
本日おやすみ( ´ ▽ ` )ノ!
ご本人に了承得ましたので住所を載せます。
湿原6688-3です♪(´ε` )!お訪ねください!