家と音楽第2弾です。
今回の曲はドビュッシーの「夢」。
http://youtu.be/s8bBJF44wYA
夜半に目が覚めて、窓の景色を見ていた。
月と星の光が宝石のように輝いている静かな夜だった。
妙なリアリティのある夢を見ていた気がする。。。
。。。。
竜に乗って、夜の帳を切り裂いてく夢だった。
不思議なことに竜は自分に心を開いていて、自分も竜に乗り慣れていて、長年連れ添ったパートナーみたいに、夜空を自由自在に駆け巡ることができた。
。。。。
ぼく、本当に竜に乗っていたのかな。
夢だよねきっと。竜なんてこの世界にいるわけないし。
でも。
もしこの窓を開けて、夜に竜が羽ばたいていたら、きっと、当たり前のように竜の背中に飛び乗って、さっきまで見てた夢のように夜空を駆け巡ることが自然とできるような気がするんだ。
。。。。
はいポエムおわり笑。
ドビュッシー、大好きです。100年も前の人とは思えません。この「夢」は安らぎのメロディと少し不安を覚えるメロディとが交互にやってきて夢と現を行ったり来たりするような不思議な音になっていると思います。人の心は陰に陽にゆらゆら揺れ動くものだよねと、100年も昔から語りかけられている気がしてくるのです。現代でもそうですよね。今日だってそう笑。にしても音楽は、当然のように時間ををぴょーんと飛び越えてきますね。
ドビュッシーの音楽は理論的な美しさよりも情感的な美しさを大事にしている気がして、私はそれが大好きです。すんなり入ってきます。ピアノの独奏であっても十分心に響いてくる曲がたくさんあると思います。
勝手な印象ですが、100年前にすでにクラシックであったろう過去の音楽形式にとらわれず新しい音楽的表現に向かっていったところが、クラシックと今の音楽をつなぐとても大事な意味を持っている気がしています。そういうところ、とても格好いいと思うのですよ。
ではおやすみ〜。