「ふうふう、で、出口はどっちだ、、、。」
あれはそう、まだリレミトも使えない、駆け出しの冒険者だったころ。
ミキーヲがまだ、ひとりの少年だったころのこと。
レベルを上げようと、ミキーヲ少年はとあるダンジョンに潜り込んでタコメット狩りに精を出していたのであった。
そろそろ小びんも尽きてきたしリレミトもないし、街へ帰ろうと思っていたのだけど、道に迷ってしまいどんどんとダンジョンの奥深くへ迷い込んでしまっているようなのであった。
やばい、今回は教会で復活か、、、と諦めの気持ちが芽生えていたそのとき。
「はっ!あれは!」
地底湖に浮かぶ小島に、何か財宝的なものを発見!
せ、せめてあれだけは持って帰ろう!
少年は最後の力を振り絞って、地底湖を泳いで行った。
小島に泳ぎ着いてみると、そこには見たこともない装備があった。
「こ、これは、、、。」
見るものを和ますふにゃっとした表情、曲線の柔らかな形の面白さ、可愛くなりすぎないクールな色味、、、、。
レベル上げに疲れきった少年のなかで、何かが弾けた。
そして、ミキーヲは、イカをかぶった。
ででーん!
イカアイドル、生誕!
こうして、ダンジョンの奥底で伝説の装備を手にしてから、少年は半分くらい少女となり、アイドルとしてのアストルティアライフへと、ちいさな一歩を踏み出したのであった。
あの、うるわし13001-4、モモンさん作のダンジョンで運命的な出会いを果たさなければ、今の私はなかったかもしれない。。。
、、、
「社長!こういう設定どうでしょう!?」
「ふむ、イカアイドル誕生秘話ね。いいかもね。」
「やった!」
「でもね、お話にはリアリティが大事でしょ、あなたイカになってそのあとダンジョンからどうやって帰ったのよ」
「それは、えーと、もにょもにょ、、、」
「じゃ、こうしましょう、まずは周囲のタコメットを踊りで魅了して、、、」
「うんうん!♪( ´▽`)」
こうして、IKA劇場の夜は今日も更けてゆくのだった。
別途連絡しますが、23日23:30より第二回センター選抜かくれんぼ大会予定です。見学もありです〜♪(´ε` )!