「春のめざめ」
草木に花を、咲かせましょう。
空には風を、運びましょう。
野原に色を、塗りましょう。
もう目が醒める、あなたには春を。
http://hiroba.dqx.jp/sc/diary/655358659152/view/4630007/
(上は第4回プリンスコンテストの時の様子です。日記では写真は上のやつ以外残っていません。よかったらどうぞ♪( ´θ`))
今回のお話は、第4回の続きのお話。
満開の桜の、見頃を迎えて数日を過ぎたころ。
暗がりから影ひとつ。
静かに音もなく、伸びてきた影のかたちが衣を纏ったような。
「此度もああ、うつくしや」
誰もいない野辺の桜の木の下で、細い声がする。
「これはさて、散らしがいがあるというものよ」
「散華の舞を、御覧じろ」
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No.720
散華の舞
時はうつろう、花もまた。
幾千の春、ひとひらの桜。
あなたは咲かす、わたしは散らす。
それでいいじゃない。
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始まりがあれば終わりがある。
目覚めがあれば眠りもある。
悲しい?
そうかしら?
また散る侘しさがあればこそ、花を愛でる気持ちもあるものよ。
人というものも然り。
(=´∀`)人(´∀`=)
最後までお付き合いありがとう。