パラディンの背中は大きい。
背負うものが大きければ大きいほど。
「行くんだな、グレイグ・・・」
「ああ」
「覚悟はできたのか」
「ふっ・・・。」
「聞くまでもなかったな。ここは私に任せて、貴殿は安心して行くがよい」
「すまない。任せたぞ、黄金のパラディンよ!」
パラディンは旅立つ。
なにか、守るべき大切なものを背負って。
「グレイグ・・・生きて帰れよ」
「ご、ごほん、エステラ様」
「はい、なんでしょうグレイグさま、ご機嫌うるわしゅう」
「わ、わたしと一緒に・・・その、ムフフ本など買いに・・・」
「えっ・・・!?」
ぢゃき!
「おいおっさん、そこまでだ!」
「お前はもう、ムフフ本を背負いすぎている!自重せよ!」
「グレイグさんたら・・・ポッ」
「おい!エステラ!おまえも頬を赤らめるな!おっさんが調子にのるだろ!」
「ムフフ、ムフフ、むふふのふ」
その背中は案外軽いものなのかもしれない・・・。
パラディン数知れず。
うちの人々はなかなか平和でした。
ジェニャのクエ、楽しかった( ・∇・)!ある意味想像どおりだった!
ではまた。