こんにちは。
メレアーデ眠るまち1番地のご紹介です。
この家は自分の中で「過去」をイメージして作ったお家です。
照明は「暗い」です。どこか懐かしいような遠い記憶の奥底にあるような、想像上の生家のような、小さなお家を作りました。
(マイタウン全体のコンセプトは一つ前(2021/5/28)の日誌をご参照ください。BGM無しでお訪ね頂くと時計の音が良く聞こえて時間の経過を味わえます。)
「・・・さい・・・起きなさいな」
寝息で応えるメレアーデさんでした。
お炬燵はさぞ暖かくて心地が良いのでしょう。
ちく、たく、ちく、たく。
あの娘ったらほんとよく寝るのねえ。
寝ている間に桜も全部散ってしまうわ。
起こしたらかわいそうよね。
寝ている間にご飯もお弁当もたっぷり準備したわ。
あの子、楽しみにしてたものねえ。
目を覚ましたらたくさんのごはんにさぞ驚いて喜ぶことでしょう。
ちく、たく、ちく、たく。
時計はゆっくりと時間を重ねます。
月も、桜も、窓の雪も、みんなわくわくして彼女を待っています。
いつかな、そろそろ時計が鳴るよ。ぼーんて大きく鳴るよ。
そしたら起きるんじゃないかな、楽しいね。それまでは寝かせてあげようね。
なんとなくメレアーデもそれをわかっていて、起きたらきっと楽しいことが待っている、って安心した気持ちになって、まだまだねむるのでした。
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●このお家の見どころ
・床の間
下のほうを改造して、重ね置きで飾るものを好きなように変えられるようにしてみました。気分によって変えられる実用性がお気に入り。
・窓の夜桜
火灯窓と壁掛けの鉄格子窓がうまいこと重なって、桜が散る姿を眺められる古風な窓ができました。動きがあるのがとってもお気に入り!ずっと眺めちゃいます。
・台所
なんかねー私気づいたんです。台所が好きなんだって。いえ薄々感づいてはいたんですがはっきり認識しました。窓と水場とごちゃっとした生活感、そして流しの下の戸棚がうまくできた!
読んでいただきありがとう!
ではまた。