日替わり討伐を終え、あきほさんと別れた後、私は彼女の家へと足を運んだ。マップに示されたその場所に着くと、思わず「わぁ!」と声が漏れた。視界いっぱいに飛び込んできたのは、まさに「夢のお城」を形にしたような、とびきり可愛いお家だったのだ。
目の前にそびえ立つのは、巨大なウェディングケーキハウス。真っ白なクリームのような壁には、カラフルな星やハートのキャンディが散りばめられ、甘い香りがそこはかとなく漂ってくるようだ。屋根にはストロベリーとピスタチオのジェラートを思わせる、ふっくらとした飾りが乗っていて、見ているだけで心が溶けそうになる。足元の青と白のボーダーの柵も、ハートのモチーフが愛らしく、視線の先には小さなハートの風船がふわりと浮かんでいた。
空には、七色の虹がアーチを描き、その向こうではバルーンが優雅に漂っている。時折、パン!と軽やかな音を立てて打ち上がる花火が、きらきらと光の粒をまき散らす。その度に、私のアバターのフリルが、祝福するように微かに揺れた。
「めっちゃかわいい……」
心の中で何度繰り返しただろう。討伐で少し疲れていたはずなのに、この光景を見たとたん、全身がふんわりと温かい幸福感に包まれた。まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような、甘美な空気。ここには、あきほさんの優しい人柄と、人を喜ばせる心が、ぎゅっと凝縮されているように感じられた。
扉の前に立つと、ケーキの飾り付けの一つ一つが、手作りチョコレートのように温かみを感じさせた。きっと、あきほさんが一つ一つ、心を込めて選んだものなのだろう。彼女の家を訪れただけで、こんなにも心が満たされるなんて。
しばらくの間、私はその場で立ち尽くし、この甘くて夢のような空間の全てを五感で味わい尽くした。風に乗って運ばれる、お祝いの歌のような微かな調べ。目の前に広がる、パステルカラーの魔法の世界。あきほさんのセンスと優しさに、私の心はキュンと締め付けられるほどだった。こんな素敵な空間で過ごす日々は、きっと甘いのだろう。帰り道も、その余韻が胸いっぱいに広がり、私は満たされた気持ちで、ゆっくりと歩き出した。

かわいいは正義なんだよ♪

おうちの中を電車が走ってる♡

うふふ
楽しい~♪
小暑、くれぐれもご自愛くださいませ