クセがすごいんじゃ~。
カギヤマンです。
カ『あのー、タクシー乗って、運転手さんに行き先伝えるのってちょっと難しいなーって』
モ『そんなんめっちゃ簡単や、言うだけでええんやから』
カ『ほんなら、じゃあ見本見せて』
モ『お客さんするわ』
カ『ほな、ドライバーするわ』

モ『えーい、タクシー!』
カ『キー!!あー、すいません。あの後ろに荷物積んでるんで助手席乗ってもらえます?』
モ『助手席っすか?何乗せてるんすか?』
カ『あ、山芋っす』
モ『山芋!?』
カ『すみません、もらったんすよ。思ったより長くてすみません』
モ『知らないっすよ』
カ『ありがとうございます。安全交通のよだれだこです』
モ『よだれだこ?すごい名前ですね。名前によだれが入ってるんですか?』
カ『たこもっすよー』
モ『いや、たこは気にならないです』
カ『どちらまで行きましょう?』
モ『あ、なんばグランド花月までお願いします』
カ『ありがとうございます。安全運転で行かさせて頂きます。よだれだこです。』
モ『わかりましたよ、よだれだこね』
カ『お客さん、屁しましたー?』
モ『するかー、おい。失礼やないきなり』
カ『じゃあ汗が臭いタイプだ』
モ『臭くないよ』
カ『いや、お客さんが入ってきてからずっと車内臭いんですよ、ちょっと窓開けます、お客さんねー』
モ『なんやこいつ』
カ『お客さん、ぼく、帽子とったらモヒカンっすよー』
モ『こわいよー、おい!怖いのに乗ったぞー、これ!』
カ『キーッ、着きました!ブルーベリー畑です』
モ『どこ行ってんねん、これ』

カ『奥さんと待ち合わせですか?ブルーベリー畑です』
モ『おい、よだれだこ!』
カ『はい、よだれだこです!』
モ『なんばグランド花月や』
カ『そうですよねー』
モ『そうですよねー、やあらへんがな』
カ『大変申し訳ございません。安全運転で行かさせて頂きます。よだれだこです』
モ『わかったわ』
カ『あれ、すいません。気づかなくて。テレビに出てる方じゃないですか?』
モ『いやいや、ちょっとだけね』
カ『男子柔道の篠原監督ですね?』
モ『どこがやねん。どこが!』
カ『いや、意外と小さいんだな。3メートルぐらいあると思ってました』
モ『あの人はあるよ、3メートルぐらい』
カ『お客さん、僕外国人抱いたことあるんですよー』
モ『なんて言うたらええねんそれ。なんやこいつ』
カ『キー。着きました。ブルーベリー畑です』
モ『またかよ』

カ『この季節いいですよねー』
モ『何してんねん、おまえは!よだれだこ!』
カ『はい、よだれだこです』
モ『おまえ畑1周しただけやろ』
カ『そうなりますよねー』
モ『そうなります、降ろせ』
カ『7000円です』
モ『金とるんかい』
モ『へい、タクシー、へい、2台目』
カ『キー!あーさーせんお客さん、2シーターなんで助手席乗ってもらえます?』
モ『どんなタクシーやねん』
カ『ロードスターです』
モ『スポーツカーなんてタクシーにすなよ、お前。
』
カ『憧れのロードスターです』
モ『知らんけどな、憧れかどうかは、なんやねん』
カ『ありがとうございます。安全交通のポカリ川です』
モ『ポカリ川?名前にポカリが入るんですか?』
カ『ええ、ポカリはカタカナで水色です』
モ『それは書くペンによるでしょ』
カ『どちらまで行きましょう?』
モ『なんばグランド花月まで』
カ『安全運転で行かさせて頂きます。ポカリ川です』
モ『分かりましたよ、ポカリ川』
カ『風俗帰りですかー?』
モ『失礼やな!失礼やな、お前!』
カ『そんな顔してますよ』
モ『だれがそんな顔してんねん』
カ『それ代表みたいな顔してますよ』
モ『なんや代表って』
カ『お客さん、遠回りしますね』
モ『いや、あかんよ、絶対あかん、そんなんしたら』
カ『お客さん、しゃべったところ地方の方じゃないですか、ぼくこいつ、地方の方やなって思ったら絶対に遠回りするんですよ』
モ『なんやねんこいつ』
カ『お客さんぼく、家で新聞とってないんですよ』
モ『だからなんて言うたらええねんそれ』
カ『キー、着きました、ブルーベリー畑です』
モ『またブルーベリー畑かい、なんや』

カ『メリメリメリメリよだれだこです』
モ『いや、そんなことかと思ったわい。もうええわ、どうもありがとうございました』
わあわあ言うとります。お時間です。