スライムを愛する者達との戦いに勝った僕の前に新たなスライムが現れた…
メタルキング「ほう…あのスライム好き共を倒し試練に打ち勝つ者が現れたか?」
僕は「お前もスライム好きの仲間か?」と聞いた。
メタルキング「と言うか我輩はスライムそのモノである…ゆえにスライム好きとは少々一線を画す存在じゃな」
僕は「ならお前には経験値しか価値は無いな」と言った。
メタルキング「血の気の多い小僧じゃのう…まだまだ青い」
僕は「青いプクだからな…無駄話はいいから早く経験値をくれ」と言った。
メタルキング「まあ待て…経験値なんぞ我輩から取らぬでもええじゃろう?そんな些末なコトより試練に打ち勝ったお主にはもっとええモノを与えてあげるぞい」
僕は「試練?スライム好き達に勝つのが試練だったの?…それで何をくれるの?」と聞いた。
メタルキング「ビューティーかつプリティーそれでいてストロングなカッコいい衣裳じゃよ」
なんと!?僕の衣裳が頭はスライムの帽子?身体はスライムTシャツ?武器はスライムの鞭になった??
メタルキング「コレでお主も正真正銘のスライムラブリーじゃのう?」
僕は力が満ちあふれる…気がした……
メタルキング「その衣裳はカッコいいだけじゃなく最弱モンスターとして生まれただけで数多の冒険者に殺められたスライム達の熱い想いが込められておる」
僕は「まさか呪い!!??」と聞いた!!
メタルキング「まあ聞け…幾星霜を経ても例えシリーズが変わっても笑顔を絶やさずいの一番に殺され続けるスライム達の悲しくも残念な想いはそんな生易しいモノではないぞい」
僕は慌てて衣裳を脱ごうとしたが…なんと!!脱ぐコトも破壊するコトも出来なかった??
メタルキング「お主は選ばれたのじゃ!スライムの哀戦士として!!」
す…スライムの哀戦士!?……僕は…カッコ悪い…と思った…
メタルキング「さあ!溢れるスライム愛で戦え!!スライムの哀戦士よ!!」
僕は…スライムの哀戦士になった!!(嘘)