「は~い♪」
「お、お姉ちゃん!!? な、なんで…ここに…!!?」
「カーメロにちょっと応対をお願いしてきたの♪」
「そ、そう…。ていうか、何でウェディングドレス?」
「あなたの様子を見たら、コロシアムへ行こうと思ってね」
「コロシアム行くのにウェディングドレス??」
「そうよ! これが私のバトルスーツなの♪」
(マ…マジか…)
「それよりどうなの? うまく働けてるの?」
「うん、徐々にだけど慣れてきたよ」
「そう。それならいいわ」
「うん。心配いらないよ?」
「そう」
「うん」
「ところでビョルン氏は?」
「今、ちょっと席外してて」
「そうか…。それならコロシアムで会った時にでもご挨拶するか」
「はーい」
「それじゃあ、またね~♪」
「うん。コロシアム頑張ってね!」
「負けないわよ♪」
「…うん」
私は姉の後ろ姿を見送りながら一抹の不安を払しょくすることが出来ませんでした。
つづく