── 王妃の一夜の過ちに 王は白刃振り下ろす ──
── 不貞の王妃は血に沈み 王の心は砕かれる ──
最愛の王妃の不貞に狂った王は 自ら王妃を惨殺したという。
しかし王妃に裏切られた心は 既に狂気に堕ちていた。
── 蒼い月夜に彷徨う王 娘の叫び こだまする ──
── 冷たい亡骸抱きしめて 戻らぬ王妃を想う夜 ──
堕ちた王は毎夜、街から娘をさらっては 一夜を共にした。
しかし、どの娘も 太陽が昇るころには 血塗れた刃に貫かれていた。
── 優しく微笑む王の元 紡ぐは異国の物語 ──
── 狂気に歪んだ王の元 紡ぐは異国の物語 ──
シェラザードは幼い頃から父親の大臣とともに王に仕えてきた。
彼女は王の凶行を止めるため 自ら進んで王の元に向かった。
王の元でシェラザードは異国の物語を紡いでいく。
千変万化の物語に興味を示した王は 早く続きを聞きたいと急かした。
シェラザードはそのたびにささやいた。
「続きはまた 明日の夜に……」
毎夜、王の寝床に来ては物語を紡いで朝には帰っていくシェラザード。
シェラザードの物語を聞きたいがため 彼女を殺すことができない王。
ついに千夜一夜の物語を語り終えた その夜。
シェラザードを見つめる王の瞳から狂気の炎は消えていた。
シェラザードを王の元に送り届けるために大臣である父親が雇った騎士。
そんなアラビアンなナイトのナイトのドレスアップにしてみました。
頭:天宮騎士のかぶと
身体上:魔技師のベスト(ベスト:オレンジスズラン)
身体下:獄獣のズボン(ズボン:ピュアスノー、布地:オレンジスズラン)
腕:まもの使いのブレス
足:ドワーフ作業くつ
「シェラザードお嬢さまー! お嬢さまー! お幸せにー!」
ドワ子にリュックはよく似合う。