今日はテンの日。
今回は、『みんなとコインボスチャレンジ』 なのです。
こんな特別な日だからこそ、特別な相手と戦いたいというのは、アストルティアに身を置く冒険者なら必定でしょう。
だから、私が選んだ相手は、「福の神」。
名前を見てわかるとおり、福を司る偉大なる神です。
「神」の名を関する、神格を持つ者たちは、ドラゴンクエストシリーズにおいては、非常に特別な存在とされています。
破壊神シドー、暗黒神ラプソーン、邪神ニズゼルファ、かみさま…いずれも、ラスボスや裏ボスといった、世界をどうとでもできるレベルの桁違いのスケールを持ちます。
福の神は、その神々と…その神々と並び立つ存在なのですから、弱いことなどあろうはずがありません。
お供に出てくる精霊ふくまねきからして、魔法の迷宮でしか出てこず、その頻度もまれという、極めて希少なモンスターです。
その希少なふくまねきを大勢従えているという時点で、どれほど想像を絶する「格」を持つか、想像に難くありません。
そして、福の神本人の強さときたら、筆舌に尽くしがたいレベルに達します。
彼が司るのは福、言い換えれば、幸運を司っています。
そんな彼が持つきわめて強力は特性は、「武器ガード」。
これ自体は、誰でも持つことができる普通の特性ですが、彼の武器ガードは、その確率が桁違いなのです。
どんなに強力な攻撃でも、ガードできる攻撃である限りは、その細い杖一本で、ほとんどを受け止め、無に帰してしまうのです。
バトルマスターで挑んで、天下無双を全段ガードされて絶望したバトルマスターも少なくないでしょう。
全アタッカーを絶望に落とし入れる難敵、福の神。
彼を超えてことは、武器ガードそのものを超えること。
唯一の突破口は、ガード不可攻撃です。
私は、ハンマーを持ち、バトルマスターで戦いを挑みました。
ハンマースキルのランドインパクトこそが、古来より伝わる由緒正しきガード不可攻撃です。
それを、攻撃力の高いバトルマスターで、それも両手ハンマーで叩き込めば、いかに福の神と言えども、突破は可能なのです。
明日、スペシャル福引券を配達するドラキーのチリンチリンが聞こえたら、それは私の凱旋の合図だと思ってください。