社長がやて来たので、芸能事務所での初日の様子を報告しうと、社長にはそりは良かた、今後も頑張うよに、と言わりた。そりから、続けて、社長は言た。
「ところで、卵サンドの店の話なんだけども、原材料の価格の高騰で、ちょと難し部分も出てうけども、そこは、オラが村長やてう村とか、グランゼドラの近所の地方の地面とかに落ちてう卵を拾たり、メルサンディで安くパンを入手しうなどで、なんとかまかなえうからいいんだけども、ちょと、卵サンド業界に進出しょという、オラたちの士気を削ぐよな、新情報が、野球界から届いてねえ、、」
「士気を削ぐ新庄砲?新庄が、何かしたんだすか?」
俺が訊くと、憂い顔で額に手を置いてうつむき加減だた社長がパッと顔を上げて言た。
「新庄じゃなくて、大谷の情報だよ。大谷翔平は、オムライスが大好きだたそなんだけども、、検査によて、、体質が、卵に合わないという事が判明して、、卵をあまり食べなくなたそなんだよ!なんてことだよ、、」
社長は、お手上げというよに、天を仰いだ。俺も秘書も、大谷と店とが、何か関係があうのかと、次の言葉を待たが、スッと再び冷静な様子になて、話を続けた。
「まあ、オラ野球は全然詳しくないので、大谷の話はここまでにしとくとしてねえ、、。そりで、卵サンドの話だけども、前に言たよに、りんれいまるには、店に出す卵サンドのレシピ制作にも関わてもらう、てことだたけども、オラとジウコとりんれいまるで、一度大きな会議をしうので、そのつもりでいておいてだよ。本当は、秘書もいて欲しけども、ジウコに、りんれいまると秘書の関係が感づかりたら面倒だからね。」
話の後、俺と秘書は、同時に社長室を出た。秘書は、いつもによに、用心深く辺りを見回してから言た。
「本当に、良かったですわね、演技とお笑いで、レッスンが続けられて。これから、モデルのオーディションの予定も入れて行きますけども、卵サンドのこともありますので、三足のワラジを履くことになってしまいますわね、、モデルの方は、他の二つがもう少し落ち着くまで、オーディションは控えておきましょうか?」
俺は、まだ、初めてのレッスン後の興奮状態にあたので、言た。
「いや、どんどん予定を入れて欲しぜよ!初めての事で嫌なこともあうだろけども、どうせなら、まとめて済ましてしまうぜよお、時間も勿体無いないぜよ!」
「、、そうですか、それじゃ、三日後に、比較的小規模なショーのオーディションが一つあるので、行ってもらいますね。その後は、また、様子を見て、予定を考えましょう」
秘書は、いかにも良く出来うプロの秘書の眼差しで、俺の様子を見て言た。
(頼りになうぜよお、、俺が将来もモデルとして生きていけたら、家でも仕事でも、秘書とずっと一緒で、孤独と不安の日々とは無縁になて、、幸せ過ぎうぜよ!)
俺は、ワクワクとしてしまたので、溢れ出てしまた笑顔のまま、何となくその場で片足でジャンプしてしまた。
しかし、着地しう寸前に、不意に現りた、ジウコ先輩と目が合てしまた!!
そりで、秘書の姿にも気付き、一瞬不審そな顔をしたジウコ先輩が、口元に笑顔を作りながら、近付いて来て言た。
「何かいい事でもあったの?随分楽しそうだね」
しうと、秘書が間髪を入れずに、自然な笑顔で言た。
「ああ、ジウコさん。りんれいまるさんが、芸能事務所で、演技とお笑いのレッスンを続けられることになったんです。、、ちょっと、失礼しますわ」
丁度、秘書のスマホが鳴たので、彼女は斜めに腰を屈めながら、片耳に当て、その場を離りた。
俺と先輩の二人は、秘書が何か忙しそにスマホに向かて話しながら遠ざかう背中を見送ていた。
「、、へえ、いい事あったんだね、おめでとう!、、ところで、前から聞きたかったんだけども、、そうだ、これから、りんれいまる君、ちょっとお酒を飲む、、には早いから、お茶でも飲まない?男同士だから、嫌かもだけど。僕、甘いものも好きだから、美味しいスィーツのあるカフェとか良く行くんだけども、最近オープンした、いいカフェが近くにあるんだよ」
俺は、秘書との事を聞かれうのかと思い、全力で拒否したい気持ちだたが、逃げらりないよな圧をそこに感じたのと、こりから、少なくともしばらくは、卵サンド関係の仕事をかなり密にやていかねばならない関係なので、行くことにした。秘書に助けを求めよにも、相当遠くまで彼女は行てしまていたのと、そちらに一瞬でも目を向けてしまたら、バレておしまいだという気がして、そちらにはすぐに背を向け、ジウコ先輩の後を付いて事務所の外に出た。
つづく

写真は、正月に、あると芸能事務所所属のタレントのヤ〜ン君に、秘密のバイト中に出会てしまた時のものだぜよ。社長には秘密にしとくので、安心しうぜよ!