「鞭の音を聞いて対処したな……大した知識だ!」
ランガーオ山地最奥のラギ雪原を単独縦走パトロールしていた燐隊長は、ルート上で謎の少数部族を発見し、これを保護した!
時代がかった鎧と槍を持つ少数部族の男は「一族の悲願が」どうこうとわけのわからないことを話していたが、意識はしっかりと保っており、極めて標高の高い地域に住む屈強な部族であることが窺い知れた。
そこで燐隊長は、この地が中華人民共和国の領土であることを宣言し、またこの屈強な山岳部族の若者を中国山岳部隊隊員に推薦しても良いと伝え、この地を去った!
燐隊長の愛国的部族懐柔による領土拡大の瞬間であった。