こんにちは!
挨拶は手短かに。
新ドレアストーリー完成致しましたヽ(*^∇^*)ノ
舞台は
炎の領界です♪
※ver3.1以降のネタバレ含みます。
予めご了承の上お読み下さい。
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今回から
『ナドラガンドを巡る旅』と題し、
領界を順に旅していきます♪
オリジナルストーリーを添えて
ドレアとナドラガンドの素敵な風景を
お楽しみ下さい(^^)
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『不知火と陽炎』
「命を灯す火」
大地を熱く灼く炎を
人々はそう呼んだ。
燃え尽きることなく
延々と立ち込める炎。
それはまるで生きているよう。
古くからの言い伝えでは、
龍神が放った火炎が
大地を炎で覆い尽くしたとされる。
その炎は
何千、何万年も燃え続け
今もなお、消えることはない。
これは
火の国の物語である。
火の国に暮らす青年。
名は、不知火(しらぬい)
龍神の灯火といわれ、
燃えさかる大地の声を聞く。
神の化身と言われ、
民衆からは災いを呼ぶ子と
恐れられた。
両親は物心ついた時から
すでにこの世にいない。
大地の炎はいつも
優しく包んでくれた。
来る日も来る日も
炎の大地を駆け回り、
温もりを求めていた。
そんな不知火を
いつも遠くから眺める少女。
名は、陽炎(かげろう)
国の民は彼を恐れ、
口を揃えて近づいてはいけないと
注意されていた。
しかし陽炎は
彼の何が怖いのかわからなかった。
だって彼は
恐れられるようなことを
何もしていないのだから。
むしろ、
大地と対話する不知火に
みるみる興味を惹かれていった。
ある日、不知火が
いつものように
大地に向かうところを
陽炎はそっとついて行った。
すると
燃えさかる大地の先から
物凄い勢いで
こちらに何かが近づいてくる。
炎を纏いし馬。
目の前に現れたのは、
伝説の天馬であった。
あまりの驚きに
陽炎は「ハッ」と声を漏らしてしまった。
その声に不知火も驚き、
二人は戸惑いを隠せない。
しかし、その二人を繋ぐように
天馬は互いにの目を見つめた。
優しい目が語りかける。
「…さぁ、乗りなさい…」
導かれるように
二人は天馬の背中に乗った。
火の粉舞う大地を
勇ましく、颯爽と走り抜けていく。
涼やかに肌に当たる風は心地良く、
二人の顔には自然と笑みが溢れた。
眼前には、燃え盛る樹々。
その場所は
炎樹の丘。
不知火は
毎日、この地に訪れていた。
立ち込める炎は
一滴の水も一瞬で乾くほど。
だから
哀しみで目が潤むことはなかった。
不知火の寂しさを
忘れさせてくれたのだ。
でも今日は
陽炎が側にいるだけで
なぜか穏やかな気持ちだった。
真の温もり。
不思議と心を許せる。
これまで孤独に生きた不知火に
陽炎は心に明るい火を灯した。
命の灯火は消さぬ限り、
暗い闇に光を照らす。
不知火と陽炎。
二人は運命により
引き寄せられていたのかもしれない。
同種同類。
炎が作り出す蜃気楼に
誘われた二人なのだから。
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駄文を失礼致しましたm(_ _)m
文章力をもっと磨きます…
でも読んでくれた方々に
何かメッセージが届けば幸いです♪
次回も楽しみに!
ではでは
ご閲読ありがとうございました(σω<)☆